Aさんが帰宅中、電車の座席に座っていると、二人組の老婦人が乗車してきました。すると、隣に座っていた十代の若者が、何のためらいもなく、スッと席を譲ったのです。
それを見たAさんも、若者の姿に触発されました。「どうぞ」ともう一人の老婦人に声をかけると、「私はいいのよ」と言うのです。
Aさんは一瞬、どうしようかと迷いました。〈無理強いしないように〉と思いながらも、そのまま座っているのも気が引けます。思い切ってもう一度声をかけると、今度は老婦人も、お礼を言って席に座ってくれました。
その日の夜、車内での出来事を振り返ってみたAさん。気づいたのは次の三つのことでした。
「今時の若者」に対する見方が変わったこと。また、常に周りに意識を向けておかなければ、サッと行動に移せないこと。そして、一度は遠慮されても、もう一声かけることで座ってもらえる場合があるということです。
今日の心がけ◆日常での気づきを大切にしましよう
この話を読んで、とあるドラマを思い出してしまいました。
こちらの方に席を譲って差し上げたら如何ですかと。
何で?
何でって・・・お見受けしたところまだお若いですよね。こちらの方は御年を召しておられます。
だから?
体力のある者が体力のない物に席を譲るのが当然のモラルでありマナーだと思いませんか?
思います。
でしたら・・・
しかし若いから体力があり、お歳を召しているから体力が無いと一様に断じてしまって良いものでしょうか。
は?
例えば私は年齢が38だが、あなたは私が重度の心臓病を患っている可能性を少しでも考慮しましたか?
患ってらっしゃるんですか?
いいえ。
は?
彼は見た目は60代だが、スポーツクラブに通っており、しかもバッグの年季の入り具合からかなりのベテランであることが推察される。重厚な大胸筋、引きしまった腹背筋、下腿三頭筋の張り具合は着衣の上からでも十分感じ取れる。貧弱な私よりはるかに見事な肉体をしていらっしゃる。
でもそんなことは・・
そしてそのスポーツクラブはこの駅の駅前にある。わずか2分ほどの1駅区間ならば席を譲る必要もないどころか、立ち座りの動作を余計に強いるだけと判断し申し出なかったまで。以上。何か反論は?
ぐぬぬ
老夫婦は、本当は1駅しか乗らないのに2回も勧められて断るのは気が引けるし、せっかく譲ってもらったのに1駅で降りるのも変なので無理に数駅通り過ぎてから降りて、別の電車で戻ったという可能性だってあるじゃないかと思ってしまうわけです。
親切の押し売りほど困るものは無いとつくづく思います。1回断ったら2回目はよほど空気を読んで慎重に勧めるべきです。
Aは老婦人に気を使わせてしまったことを反省すべきだ。
Aは単に自己満足しているだけだ。
管理者さんの言う通り。
もっと相手を観察すべきだったね。