2016/12/6 忙しい日々

看護師のNさんは、病院に勤務して四年になります。所属する病棟では、残業が毎日のように続いています。

ある日、「来月から病棟のリーダーと看護学校から来る実習生の担当をするように」と看護師長に告げられました。

Nさんは、〈こんなに忙しい中、できるわけがない!〉〈どうして私だけ多くの仕事をやらされるの?〉と、納得できずにいました。

そのことを先輩に打ち明けると、先輩は「看護師長が『Nさんは本当によくやってくれる』と言っていたわよ」と言いました。続けて、「あなたを頼りにしているからこそ任せてくれたのよ」と励ましてくれたのです。

胸の内を明かすことができた安堵感と、「あなたを頼りにしている」という先輩の言葉が嬉しくて、思わず涙がこぼれました。

それからは大変な仕事も〈自分だからこそ任された仕事〉と、やりがいを感じられるようになったNさん。忙しい日々を前向きに歩んでいます。

今日の心がけ◆任されたことを前向きに捉えましよう

「サラリーマンだけが、働かされているという考えが先入観ではないでしょうか。自分の意志で向上したくて人より長時間働くのも、早く帰るのも自分の意志ではないでしょうか。」

と上から目線の糞エリートが言ってましたが99.9%間違いです。

自分の意志で働けるのは一部のエリートだけです。大体は言われるままに仕事をしないと職を失うようなプロレタリアです。

ずる賢いブルジョアが搾取するんです。ピケティが言う通り格差は拡大するんです。「あなたを頼りにしている」と言う、嘘でも言えるセリフで騙して時間外労働を強制するような上司は、ブルジョアに魂を売ったか、洗脳されている可哀そうな人のどちらかです。

あまり本文には突っ込まないのですが、もう今回は突っ込みどころがありすぎるのでもう一点言わせていただきます。これ結構重要です。もうディスるとかじゃないです。

先輩は「看護師長が『Nさんは本当によくやってくれる』と言っていたわよ」と言いました。

ここですね。これは、だれかが言っていたというように伝えるとで信憑性が増すというテクニックです。忘れましたが心理学で名前があったと思います。

「部長があなたの事を褒めていた」みたいに言って部下を使う。逆に、「みんな課長の事を凄いと言っていました」と言って自分の要望を通す。みたいな常套テクニックです。

直接部長に褒めていたかを確認する人もいませんし、部下が本当に凄いと言っていたかを確認する課長も居ません。

今日の心がけ ◆ ころっと騙されたNさんでした

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1 個のコメント

  • 嫌な仕事を押し付けられたのに、嬉しくて涙を流す信者の話です。
    嫌な仕事を押し付けた側の人間は、人を騙して楽しているのです。
    人を騙す道具が「職場の教養」なのです。

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