2021/04/26 上座と下座
Kさんが、ある取引先を訪問した時のことです。案内係に応接室へ通され、「本日はお越しいただきありがとうございます。どうぞこちらにおかけください」と示された右手の先は、ドア近くの下座でした。〈案内係なのに席次のマナーも知らな…
Kさんが、ある取引先を訪問した時のことです。案内係に応接室へ通され、「本日はお越しいただきありがとうございます。どうぞこちらにおかけください」と示された右手の先は、ドア近くの下座でした。〈案内係なのに席次のマナーも知らな…
事務員のSさんは電車とバスを利用して通勤しています。ある日の夕方、業務を終えて電車からバスに乗り換え、自宅に向かっていました。Sさんが降車するバス停が次であるアナウンスが流れましたが、「誰かが降車ボタンを押すだろう」と、…
T社長は、小学生から大学生の時まで野球を続けてきました。高校時代には甲子園に出場し、大学ではプロ野球に進んだ仲間と競うほどの腕前でした。数年前、会社経営のかたわら地元の少年野球の監督を引き受けることになりました。〈やるか…
Nさんは、沖縄の祖母から毎年「サン」と呼ばれるお守りをもらいます。ススキやバショウの葉を結んだだけの簡単なもので、貰っても嬉しく感じなかったNさん。そんな思いを察してか、祖母がその由来を話してくれました。その昔、沖縄の人…
「当たり前」とは、「当然」の当て字「当前」の訓読みから生まれた言葉です。意味は「道理から考えて、そうあるべきこと」を指します。社会人としての「当たり前」の一つとして挙げられるのが「挨拶」です。挨拶は人間関係を築く上でとて…
「悲しみ、喜び、恐れ、怒り、不安」など、急激で一時的に発生する感情を「情動」と呼びます。人間は感情的な生き物です。理性よりも感情に動かされることのほうが多いといわれています。それ故に、不必要な情動はマイナスに作用するので…
七福神の恵比寿様が釣り竿と一緒にぶら下げている鯛は、昔から日本人の食生活や文化に寄り添って来た魚です。「クロダイ」「ヘダイ」など、鯛の種類は二十種類以上あると言われていますが、日本で一般的に「鯛」と呼ばれるのは「真鯛」で…
これは、『2021/04/21 当たり前』 です。 「当たり前」とは、「当然」の当て字「当前」の訓読みから生まれた言葉です。意味は「道理から考えて、そうあるべきこと」を指します。社会人としての「当たり前」の一つとして挙げ…
夫の転勤で、四月から新しい土地へ引っ越した子育て中のYさん。その土地には知人が1人もいませんでした。Yさんは、まったく知らない人たちと関係を築くことが初めてで不安でした。また、家の近くにスーパーなどの店が少なく、生活用品…
普段、私たちが使っている日本語に多義語があります。これは、一つの語句でいくっもの意味をなす言葉のことです。例えば「かける」という言葉です。「ドアに鍵をかける」「トマトに塩をかける」「電話をかける」「外から声をかける」など…
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