白楽天は中国の唐の時代の詩人です。白楽天が若い頃、道林という禅僧に、「仏教の根本の教えは何か」と尋ねると、即座に「諸悪莫作(しょあくまくさ) 衆善奉行(しゅぜんぶきょう)」(悪いことをするな、善きことをせよ)という答えが返ってきました。
あまりに平凡な答えに、あきれた白楽天が、「そんなことは三歳の子供でも知っていることではありませんか」と言い返しました。
すると道林は、「三歳の子供でも知っているであろうが、八十の老人でさえ、行なうのは難しい」と平然と答えました。白楽天はすっかり参ってしまい、後に、道林和尚のもとで修行したといいます。
この教えは、「知っていることと、実行していることとは違う」と、私たちに示してくれています。「物を大切にするのは良いことだ」「人の悪口を言うのは良くないことだ」とは、子供でも知っています。
しかし、大人の私たちは、これらのことを実行しているでしょうか。言うは易し、行なうは難しです。
今日の心がけ◆当たり前のことを行動に移しましよう
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悪い事はするな、善い事をしろと言うのは分かりますが、物を大切にする事が良い事がどうかは分かりませんよね。
物を大切にすることや人の悪口を言わない事が良い事だというのは先入観だと思います。もしかしたら、物を粗末にして、人の悪口を言ったらもっと良くなるかもしれません。(バカは1つの例えに反論してきます。「あなたは悪口を言われたに嫌ではありませんか?」なんて言ってくるんです。本質はそこじゃないのに些末な事に突っかかってくるんで話が進みません。)
先入観と現状維持バイアスとプロスペクト理論が我々の発展を足かせだと私は思いますがどうでしょうか。
1+
3歳の子供が『諸悪莫作 衆善奉行』を知っているわけないだろ。
ちゃんと説明する必要がある。
倫理法人会はそれ(ちゃんとした説明)ができない。
しかし、確かに80歳の倫理法人会信者は知っていても間違えて覚えて行えないでしょう。
『しかし、大人の私たちは、これらのことを実行しているでしょうか。言うは易し、行なうは難しです。』
まぁ、確かに親鴨は出来ていないけどね。
筆者も『書くは易し』だってこと覚えておけよ。