2017/9/26 締め切り間近に #職場の教養

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機械メーカーに勤めて六年目になるIさんには、今でも教訓にしている経験があります。
それは、お客様立ち会いのもとで、機械の試運転をする日が近づいていた時のことでした。機械の動力であるモーターの納入が遅れていたため、作業が止まっていました。Iさんは焦りと苛立ちで、思わず先輩に愚痴をこぼしました。
すると先輩は「ない物に対して焦っても意味がないじゃないか。それよりも、今確認できることをしてみたらどうだ」と、アドバイスをくれました。
Iさんが機械を手動で動かしてみると、部品が擦れ合って動作に問題があることが判明しました。すぐに設計者と相談し、部品を加工することで問題が解決したのです。後日モーターが届き、何とか試運転日に間に合ったのでした。
もし、動作確認をしないままモーターを待ち続けていたら、試運転には間に合いませんでした。それを思うと、今でも背筋がゾッとするのです。
Iさんは焦るような状況であっても、今できることに取り組んでいます。

今日の心がけ◆時間を上手に使いましよう

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私は機械メーカーですが、そんなの日常茶飯事です。

・購入品の納期が遅れる。
・最初に欲しいものが後になって入ってくる。
・加工の間違い。
・設計の間違い。
・設計の遅れが最後のソフト開発を圧迫してソフトが徹夜。
・納品後の不具合でお客さんの工場で徹夜。

全部最善の策を講じても自分の思い通りに行きません。
必ず狂います。

ですので、必要な工数は自分が思った時間の2倍にします。

数人でやる場合は、人数の平方根を人数とします。
つまり、1人で10時間の物は、2人で10/√2で7時間です。

マジでこんなもんです。
この計算で狂った事はありません。

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1 個のコメント

  • 管理人さんの話が現実に役に立つ話であり、それと比較して「職場の教養」の内容は小中学生なら「ほぉ〜っ」と相槌打つ程度の話ですね。

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