2024/08/07 立場と役割

江戸幕府第三代将軍・徳川家光の乳母、稲葉福という人物をご存じでしょうか。江戸城の本丸大奥の中心的な役割を担うようになり、後に後水尾天皇から「春日局」という名前を授かった女性です。
本来、「局」とは、宮中や貴人の家に仕える女官などの私室を差し、江戸時代では将軍家や大名家で高い地位にある女性に与えられた敬称です。
春日局は大奥での緇かな決まりや作法などを作り上げ、また関係が悪くなっていた朝廷と幕府の仲立ちをするなど、将軍家光を献身的に支えました。
翻って私たちの職場をみると、それぞれの立場や役割があって業務が行なわれています。どんなに華やかな仕事でも、裏方の支えがあって成り立つのです。
勤続年数が長く後輩を指導する立場にある人は、相手に熱心に向き合うあまり、時に厳しくなってしまうこともあるかもしれません。
部下や後輩のおかげで業務が成り立っていることへの感謝を忘れず、先輩として丁寧な指導を行なっていきたいものです。

今日の心がけ◆謙虚に業務に臨みましよう

「相手に熱心に向き合うあまり」いやいやいや。

1. ストレスの発散: 仕事や私生活でストレスを抱えている人が、自分より立場の弱い後輩にそれをぶつけることで、一時的にストレスを軽減しようとする。

2. 自己肯定感の欠如: 自分自身の能力や価値に自信がない人が、後輩を指導することで優位に立ち、自分の存在意義を確認しようとする。

3. 支配欲: 他人をコントロールしたい、自分の思い通りに動かしたいという欲求が強い人が、後輩を指導するという名目でそれを満たそうとする。

4. 過去の経験: 過去に自分が先輩から厳しく指導された経験を持つ人が、それをそのまま後輩に繰り返す。

5. 組織文化: 指導という名目でパワハラが黙認されるような組織文化の中で、個人がそれに染まっている。

感想例
彼女のように、裏方として組織を支え、時に厳しい指導も厭わず、献身的に職務を全うする姿は、私たちも見習うべき点です。特に、後輩指導の場面では、春日局のように、厳しさと感謝の気持ちを忘れずに接することで、より良い職場環境を築いていきたいと感じました。

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4 件のコメント

  • 勤続年数が長く、後輩を指導する立場の人間は「裏方」になれと言うことなのか?
    そんな奴いないよ。

    3+
  • 倫理の会社で何社か働いたが、指導する立場にある人で相手に熱心に向き合う人にお目にかかった事は一度も無かったよ。
    ただ、どうでもいい事や意味も無い事を理不尽にやらせようとする人は数えきれないほど居たな。
    時には、時間超過しても残業代が出ないのを知っているくせに残業命令したり。
    違法や悪い事だと知っていながら、それを人にやらせようとして何とも思わない人ばかりでしたね。

    4+
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