2024/08/02 現状の肯定

漫画家の赤塚不二夫氏の代表作に『天才バカボン』があります。
この漫画作品は、一九六七年に少年雑誌に掲載されると、当初から爆発的な人気を博してアニメ化され、現在も多くのメディアに登場しています。
定職に就かず自由奔放な生活を送り、「これでいいのだ」が口癖の「バカボンのパパ」と周囲の人々が織りなす愉快な物語が多くの人に愛されています。
二〇〇八年八月の赤塚氏の告別式で、タレントの森田一義氏は、弔辞で「あなたの考えはすべての出来事、存在をあるがままに前向きに肯定し、受け入れることです」と述べ、これを見事に表わすのが「これでいいのだ」だと評しました。
この言葉は、目の前の苦境や失敗を無条件に肯定するという意味ではないでしょう。自分にとって良きことも悪しきことも、原因と結果があり、それをありのままに受け入れて、必要な対処をとることを示唆しているのです。
苦境に立たされたとき、葛藤ばかりが続けば心は暗くなってしまいます。現状を肯定的に受け止めて問題点を明らかにし、未来を拓くヒントとしたいものです。

今日の心がけ◆現状をありのままに受け止めましよう

「目の前の苦境や失敗を無条件に肯定するという意味ではないでしょう」おいおいおい。思い込みかもしれないので森田さんに確認した方が良いですよ。
2024/07/17 思い込みにご用心

「これでいいのだ」という言葉は、赤塚不二夫氏の作品全体から見ても「必要な対処をとる」という意味じゃないと思うけどなー。

感想例
私は仕事でミスをした時、つい自分を責めてしまい、なかなか次に進めずにいました。しかし、バカボンのパパのように「これでいいのだ」と、まずは失敗を受け入れ、そこから改善策を見つけ出すことが重要だと気づかされました。仕事で壁にぶつかった時は、この言葉を思い出して、前向きに乗り越えていきたいと思います。

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4 件のコメント

  • 現状を肯定的に受け止めたら、問題点なんてないだろうし、気にもしない。これで良いのだって言うのだから、未来を拓くなんて意識もないと思う。

    4+
  • バカボンのパパの「これでいいのだ」って、自分が巻き起こした事件が落ち着いたときに言ってる
    周囲に迷惑をかけたけど、そのことを開き直ってるセリフだと思うよ
    個人的に付き合いがあるタモリさんが有名なセリフとかけて故人の人となりを説明しただけで、バカボンのパパのセリフの意味は違うんじゃないかな?
    「(自分が)現状をありのままに受け止めている」んじゃなくて「(他人に)現状をありのままに受け止めさせている」言葉だよ
    まあ、その方が都合がいいのかな

    5+
  • バカボンや赤塚氏の話はともかくとして
    ブラック企業で働いていて現状を肯定的に受け止めていたら人生崩壊しますよ
    ブラック企業からは早急に逃げましょう
    ブラック企業で働いている現状を肯定的に受け止めてはいけません

    3+
  • 天才バカボンが「愉快な物語」って、アニメは見てたかも知れんけど原作知らないでしょ
    恐ろしいくらい尖ってる作品だよ、アレ

    1+
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