2018/12/12 表現次第

一つの事柄を、どの視点から表現するかで相手の受け取り方は変わります。
たとえば、「手術の成功率は90%です」という説明と、「手術が失敗する確率は10%です」という説明とでは、受ける印象が異なるのではないでしょうか。
実際に、前者の言い方では多くの患者が手術を受け入れるのに対して、後者の説明では、躊躇する患者が多くなるそうです。成功という言葉で表現するか、失敗という言葉で表現するかの違いが、人の意思決定に影響するのです。
同様に、ひき肉に関して、「赤身75%を含む」というラペルと「脂肪25%を含む」というラペルとでは、消費者に与える印象は異なるでしょう。
子供に「成功したらお小遣いをやる」と言うのと、「お小遣いをやるが、失敗したら取り上げる」と言うのも、内容は実質的に同じですが、印象は異なります。
業務においては、正確に伝えるのと同時に、好印象を持たれる表現を心がけたいものです。そのためにも、まずは自分の発する言葉がポジティブな表現になるよう、チェックしてみてはいかがでしょう。

今日の心がけ◆自分の言葉を見直してみましょう

リスクもきちんと説明しろよ。
赤身75%脂肪25%と言えばいいだけだろ。

0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)