2018/12/03 うつつを抜かす

M子さんが友人たちと食事をした時のことです。最初は楽しく談笑していたのですが、三十分も過ぎると皆が下を向いてしまい、会話は止んでしまいました。
また別の日、M子さんの乗る満員電車が駅で停車した時のことです。一人の女性が「降ります」と声を出したものの、周囲は無反応です。仕方なくその女性は、人を掻き分けながら降りていきましたが、周囲は俯いたままでした。
実は、友人たちも、車内の人たちも、携帯機器による通信やゲームに夢中だったのです。M子さん自身、日頃の自分の姿を見るようでゾッとしたといいます。
我を忘れて、あることに心を奪われることを「うつつを抜かす」といいます。この「うつつ」とは、現実、本心、正気といった意味があります。
便利な機器によって、人と人との交流範囲が広がるのは素敵なことです。しかし、うつつを抜かしてしまっては元も子もありません。
空間を越えた見えないつながりを大切にしながらも、「今、ここ」の現実を忘れないようにしたいものです。

今日の心がけ◆目の前にいる人を大切にしましよう

目の前って何なんですかねー。目の前の事が現実なんでしょうか。人間の感覚なんていいかげんな物で脳が現実と認識している事が現実でじゃないでしょうか。

それがネットなのか目の前なのかの違いって有るんですかねー。

ネットの中が現実であれば、目の前の事にうつつを抜かしている事になりませんか?

 

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