国連の組織であるユネスコが定める世界遺産のリストには、日本から26件が登録されており、その内訳は自然遺産が5件、文化遺産が21件です。
近年では、令和6年に新潟県の「佐渡島(さど)の金山」が文化遺産として登録されました。この遺産は、鉱山採掘の機械化が進んでいた近世において、伝統的手法による生産技術と生産体系を進化させたことが評価されています。
他の文化遺産には、「北海道・北東北の縄文遺跡群」や「厳島神社」「姫路城」など日本文化のルーツをたどれるものから、近代史を語る上で欠かせない「原爆ドーム」「富岡製糸場と絹産業遺産群」などが登録されています。
これらの遺産に触れることで、日本の歴史を肌で感じ、日本を作り上げた先人たちの生きた軌跡や積み重ねられた知恵の結晶を垣間(かいま)見ることができるでしょう。
歴史を学ぶということは、私たちが生きてきたルーツを学ぶことにほかなりません。時には過去を振り返って、数多(あまた)の人々が故郷(ふるさと)を作り上げてくれたことに思いを馳(は)せてみてはいかがでしょうか。
今日の心がけ◆文化と歴史を学びましょう
労働者が犠牲になってきた歴史を「美談」にすり替えて、今の社員にも同じような自己犠牲を暗に要求しているようにしか思えない。
感想例
日本の世界遺産には、様々な歴史や先人たちの積み重ねがあると知りました。特に、佐渡金山や富岡製糸場など、昔の産業を支えた場所が評価されている点に興味を持ちました。私たちの仕事においても、今当たり前に行っている作業手順や決まりごとには、きっと理由があるのだと思います。それらは、過去の先輩方が試行錯誤したり、失敗から学んだりして作り上げてきた「知恵の結晶」なのかもしれません。なぜこのようなやり方になったのか、その「歴史」を少し想像してみることで、日々の業務への理解が深まるのではないかと感じました。私も、ただ作業をこなすのではなく、その背景にある意味を考える姿勢を持ちたいと思います。

この本は、過去を振り返ることばかり勧めますね。
未来を語ることは無いのですか?
先人たちの生きた軌跡や積み重ねられた知恵の結晶を振り返るのもいいでしょう。
自己犠牲を強いられた人たちの中には、自分たちが犠牲になぬたから、今の世界遺産がある、無駄ではなかったと思う人たちもいるはずです。
しかし、エセ倫理や信者たちに自己犠牲を強いられて、世界遺産とは言わなくても、業務初の商品が産み出されたり、自己犠牲が無駄ではなかったと思える結果が出るでしょうか?
この本が未来を語ることがないのは、お前らに未来なんかないよと言うメッセージです。
エセ倫理の要求する自己犠牲に応えることは、自分の未来を捨てることですよ。