昔から「人の振り見て我が振り直せ」と言われますが、実際には自分の言動を客観的に見るのは難しく、「自分は相手とは違う」と思い込んでしまいがちです。
ある日、Sさんが7歳の息子に「今日の宿題は終わったの?」と尋ねたところ、息子は不機嫌そうに「はあ?」と返してきたのです。
その態度に苛立ち(いらだち)を覚えたSさんは、「はあ? じゃないだろ。終わったのか聞いているんだよ」と少し強めの口調で言い直しました。すると息子は、「もう終わっているよ。お父さんはうるさいな」と生意気な口調で返してきました。
翌日、Sさんがこのやり取りを職場で話すと、後輩から「息子さん、先輩にそっくりですね」と笑われました。思わずSさんは「はあ?」と返してしまい、その反応に後輩はさらに笑いながら「ほら、やっぱり」と言いました。
その瞬間、Sさんは自分の言動が息子に影響していたことを痛感し、深く反省しました。そして帰宅後、息子と言葉遣いについて話し合い、お互いに気をつけることを約束したのでした。
今日の心がけ◆言葉遣いを見直しましょう
そして「親子で話し合って解決しました」みたいなクソどうでもいい美談で締めくくってるけど、本質はそこじゃない。こんな幼稚な話を毎日毎日社員に刷り込む行為そのものが、精神的な支配の第一歩だ。共産主義の国でよく「自己否定」させるだろ? アレだよアレ。
ぜひ読んでほしいです。
マインド・コントロール 増補改訂版 (文春新書 1074) 岡田 尊司著
「かつて、国家レベルで研究された「心を操る技術」。今やカルト、ブラック企業だけでなく、あらゆる組織や家庭の中にすら技術の援用が見られる。自己愛と孤立の現代、その罠に落ちる人は増えるだろう。心の崩壊と戦う精神科医からの提言の書。」
感想例
今回の「子は親の鏡」というお話を読み、自分自身の普段の言動を振り返る良い機会となりました。私たちは仕事柄、後輩や部下と接する機会も多いですが、自分の言葉遣いや態度が、気づかないうちに相手に影響を与えているのかもしれない、と改めて感じました。相手に何かを指摘する前に、まずは自分自身が手本となるような振る舞いができているか、一度立ち止まって考えてみることが大切だと思います。忙しい時ほど言葉遣いが乱れがちになるかもしれませんが、丁寧な対話を心がけ、円滑な意思疎通を図っていきたいです。
息子は単なる反抗期だって話だ。ただ、後輩から「息子さん、先輩にそっくりですね」と笑われて、深く反省してどうする。「はぁ?」って返すのは反省すべきのは一端であり、本当に反省すべき問題は、もっと深いのかもしれない。もう少し多くの後輩から反省すべき話を聞いた方がいいんじゃない?低姿勢でね。
言葉遣いを見直しましょう?
まずはこの職場の教養の目下の者が一方的に悪く、目下の者に厳しく求める内容を見直せ。
人を騙したり、洗脳するための丁寧な言葉遣いなど最も汚い言葉遣いです。
もちろん、洗脳がうまくいかないとすぐに本性丸出しの言葉遣いになるのだから、言葉遣いでごまかそうとするな。