2025/08/18 ツバメの巣立ち

今年の春、Aさんが通勤のため最寄り駅まで徒歩で向かっていた時のことです。いつもと違う道を通ってみると、店舗の軒下にツバメの巣を発見しました。
翌日から毎日観察していると、ヒナたちは日に日に成長していきます。数週間後、ツバメの子が飛び回り、親鳥は近くの電線に止まり見守っています。
その光景を目の当たりにした際、Aさんは自分が大学進学を機に実家を出て上京する時のことを思い出しました。
上京前日の夜、母は普段と変わらない様子で食事を用意し、父は黙ってテレビを見ていました。しかし翌日、両親が駅まで送ってくれた時、父からは一言「がんばれよ」と言われ、母からは無言で抱きしめられた記憶がよみがえったのです。
親ツバメを見ながら、子どもが離れていくことを受け入れる親の心中には、静かな痛みがあるのではないかと、初めて親の思いに気がつきました。
黙って見守り、子どもの背中を押すその姿には計り知れない深い愛情があるのだと実感し、Aさんは改めて親に対しての感謝を深めたのでした。

今日の心がけ◆感謝の思いを深めましょう

また出たよ、動物と家族愛を絡めた安っぽい感動ポルノが。いい大人が今さら「初めて親の思いに気がつきました」って、今まで自分のことしか考えてこなかった鈍感人間ですって自己紹介してるようなもんだろ。社員の個人的な感傷に付け込んで、組織への忠誠心を植え付けようとする魂胆が見え見えなんだよ。「静かな痛み」だの「深い愛情」だの、そういう言葉で思考停止させて、従順な労働力を確保したいだけだろうが。

感想例
親鳥がただ黙って子どもを見守る姿は、私たちが後輩や部下を指導する立場になった際のあり方にも通じるものがあるのではないかと感じます。心配のあまり、つい口や手を出してしまいがちですが、相手の力を信じて成長を見守るという姿勢も、時には必要だと思います。そのようにして得た経験こそが、本人の本当の力になるのかもしれません。私も、日頃から周囲の方々に支えられていることへの感謝を忘れず、仕事に取り組んでいきたいと思います。

1+

2 件のコメント

  • エセ倫理の主張する感謝には、絶対不変の優先順位がありますよ。

    信者やエセ倫理に対する感謝が優先で、その感謝が親やお世話になった人に迷惑をかけるようなケースでも平気で強要しますよ。

    信者の中には二代目経営者もいるでしょう。親が苦労して、小さいながらでも会社を立ち上げて、一般のサラリーマンよりもいい生活をし、息子というだけで偉そうにしてこられたのは親のお陰ではないでしょうか?

    それにも関わらずに、変なエセ倫理にハマって、会社を悪くするような行為が親に感謝を深めていると言えるのでしょうか?

    こんな連中に感謝の気持ちを深めましょうとか言われたくないです。

    ツバメの巣立ちよりも、信者たちがエセ倫理より巣立ちすることが大切ですよ。

    1+
  • いつもと違う道を通ってみたら新しい発見があった。そして、次の日からも「いつも違う道」を通うようになって過去の思い出が蘇り、感謝を深めたんだろ。
    同じように、いつもと違う朝礼をやってみたら良いんだよ。「職場の教養」なんて内容のない小冊子を読むのをやめ、新しい朝礼を行い、スタッフ全員で過去を反省し、現状を把握し、未来を語るんだよ。倫理法人会の介入の無い職場で。

    0
  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)