2025/07/02 人間関係が及ぼす影響

B氏が勤める青果店は、B氏と両親、数名のパートタイマーが勤務する家族経営の店です。野菜や果物の店頭販売や飲食店の納品を中心に、年間数億円以上の売り上げを誇り、地元で繁盛店として愛されています。
ある日、B氏が配達を終えて店舗へ戻った時のことです。夕方の閉店間際という普段なら最も忙しい時間帯にもかかわらず、店内は閑散としていました。数日前から、両親の夫婦喧嘩や父親とB氏の言い争いが原因で、家族間の会話が途絶えていました。その影響からか、店内には活気がなく、多くの常連客が来店しない状況が続いていたのです。確認したところ、その間の店舗売上は約2割減少していました。家族で話し合い、翌日から態度を改めることを誓うと、店の強みである雰囲気が良くなり、売り上げの回復につながりました。
どのような店や企業でも、ギクシャクした人間関係が業績の悪化につながり、事業の成否にかかわる可能性がありますことを肝に銘じたいものです。

今日の心がけ◆自社の強みを活かしましょう

競合店とか天候とか考えないで、いきなり「家族喧嘩による店の雰囲気の悪化」だと決めつける所が最高です。
「業績が悪化したのは、お前たちの人間関係が悪いせいだ。会社の利益のために、私情は殺して仲良くしろ」と問題を従業員の「心の問題」にすれば、その時は楽ですよねww 　その時は。
本当の理由を知りたく無いために問題をすり替えて時間を延ばしているだけですけどねw

感想例
職場の人間関係が、お店全体の雰囲気、ひいてはお客様に与える印象にまで影響するという点を読んで、身が引き締まる思いがしました。自分では意識していなくても、些細な言動や態度の変化が、周囲の人には意外と伝わってしまうのかもしれないと感じます。良い雰囲気は、お客様が心地よく過ごせるだけでなく、私たち自身が円滑に協力し合って仕事を進める上でも、とても大切なことだと思います。日頃から感謝の気持ちを忘れず、丁寧な意思疎通を心がけていきたいです。