2025/01/02 始末料理

料理人のA氏の故郷には、「始末料理」と呼ばれるものがあります。これは、普通なら捨ててしまう野菜の皮や芯、魚のアラなどを活用した料理のことです。

食材を大切にし、余すことなく使い切る精神がその土地に根付いており、A氏の実家では、正月に振る舞われるおせち料理にも始末料理が含まれていました。

そんな環境で育ったA氏が料理人の道に進むと、自然と食材を無駄なく使い切ることを心がけるようになりました。長い修業時代、廃棄する予定の食材を活用した「まかない料理」の腕前は、当時の料理長にも認められました。

こうした経験で培った、食材を利用する上での工夫やメニューの数々は、料理人としての財産になったといいます。現在、A氏は高級イタリアンレストランのオーナー兼シェフとして厨房に立っています。

〈食材を余すことなく、美味しく食べてもらいたい〉という思いが、A氏の腕にさらに磨きをかけたのでしょう。
食材を使い切る調理と、食べ残しのない食卓を増やしたいものです。

今日の心がけ◆食材を大切にしましょう

フードロスの話のたびに思うのですが、フードロス削減によって生産量が減少すれば、生産に携わる労働人口の一部が他の産業へ移行します。少なからず構造的な変化が生じるわけですよ。
食べ物を残すのはもったいない気がする程度の意識で文章を書いてると思いますが、筆者は本当に表面的な事だけを考えて文章を書いてるんですかね。
節約をして経費を減らせば利益が残るみたいな個人的な私利私欲のためだけに書いた文章なんですかね。

食料でも自動車のような工業製品も遡れば全部エネルギーなわけですよ。エネルギーを人類の進歩の方により多く割り振るか、食料などの人類の生活に割り振るかの問題だと思うんだけどなー。
人口もエネルギーも有限だとすればの話ですが。

感想例
仕事でも、時間や資源を無駄にしない工夫を取り入れたいと思います。たとえば、余計な作業を省くために事前の準備をしっかりと整えたり、小さな工夫を積み重ねることで効率化を図りたいです。また、始末料理の考え方は、限られた資源を最大限活用するという視点を教えてくれます。このような取り組みは、職場でも仲間との連携やアイデアの共有を通じて活かせると感じました。これからは、見過ごしていた細かい部分にも目を向けて、無駄を減らすことを意識したいと思います。