明治三十五年一月二十三日に発生した、八甲田山雪中行軍遭難事故は、世界的にも類を見ない山岳遭難事故として記録されています。
当時、青森に駐屯していた陸軍の歩兵第五連隊は、青森市街から八甲田山を越え、八戸に至る訓練を実施しました。しかし、天候の急激な悪化によって遭難し、参加者ニー○名中、一九九名が亡くなる大惨事となりました。
他方では、同年一月に同様の訓練を実施した弘前の歩兵第三十一連隊の選抜者三十七名は、一人の犠牲者も出すことなく計画を完遂しています。
両隊の明暗を分けた要因は様々ありますが、その中でも「準備」に関しては大きな差がありました。記録によると、実施の下命は第三十一連隊が1ヵ月前であっだのに対し、第五連隊は二日前とあり、準備の時間が短かったのです。
私たちの職場でも、職種によっては命の危険と隣り合わせという作業もあります。準備の如何で、成否が分かれることは言うまでもありません。
仕事への準備を今一度見直してみましょう。
今日の心がけ◆念入りに準備しましょう
実戦で雪中行軍が必要になる1か月前から準備が出来る事ってないんじゃないですか?
だからと言って、何が起こるかわからない状態で準備しておくって何の準備をしたらいいかわからないですよね。仕事ではなおさら起こりうる全ての事の準備をしておくって仕事の大部分が準備で終わってしまいます。
大事なのは、準備じゃなくて、ダメだと思ったら途中でも止める事ですよ。ダメだと思っても可能性が低い一発逆転にかけ真珠湾を攻撃するのはいかがなものかと思います。傷口を最小限にする判断が出来るがどうかが大事だと思います。
感想例
八甲田山雪中行軍遭難事故の悲劇は、私たちの仕事にも深く関連していると感じました。準備の重要性という点では、特に共感を覚えます。事故の教訓は、私たちの日常業務にも当てはまるもので、準備不足は重大な結果を招く可能性があります。私自身、日々の業務において、準備を怠っていたことがあったと反省しています。今後は、計画的に準備を行い、どんな状況にも対応できるよう心がけたいと思います。準備は成功への第一歩です。
管理人さんの言う通りです。
実戦ではいつ起きるかわからないことに準備をするわけで、1ヶ月後のために準備できるのって実戦では役に立たない。
そもそも無理があったのですよ。そのことを明確にしないと話にならない。
また、仕事に関しては、1ヶ月も準備期間を設けられる例ってなんですか?その期間も含まれて、既にプロジェクトは始まっているはずです。
八甲田山遭難事故は上官の判断ミスが原因
いくら入念に準備していても上の指示が間違えば全員が間違える
日本が太平洋戦争に向かったのと同じだ
それを準備不足という言葉で曖昧にして部下のせいにするな
実際にはかなり早い段階から不安を感じた隊員もいたが、「上の言うことは絶対」という風潮から声をあげられなかったという話があります。上は上で、状況が悪化してもずるずると判断を引き延ばし、気づいた時には取り返しのつかない事態になってしまいました。
こういった日本的組織の駄目な部分も立派な要因だと思うのですが、作者は都合が悪いから無視してるんでしょうね。
遭難事件気になってウィキペディアで調べてみましたが、これは準備不足が原因ではなく上の者の頭の悪さが原因でした。