明和八年(一七七一年)四月十六日に、飼い主が連れて行ったわけではなく、犬が単独で伊勢参りをしたという記録が残っています。それ以来、約百年に亘って、日本各地から伊勢参りをする犬が数多く目撃されました。
「お蔭参り」を記した木札と、銭を紐に通して犬の首に巻き付けておくと、道行く人々がリレー方式で誘導してくれたのです。途中、餌などの世話を受けながら、犬は伊勢まで行き、また飼い主の元に戻って行くのです。
犬が伊勢参りをした多くの理由として、飼い主が様々な事情によりお参りすることができず、代わりに犬に行ってもらったようです。帰ってきた犬の中には、お金がまったく使われず、そのままの状態だったものもあるようです。
今から二百年以上前の出来事で、当時は食うや食わずの人々もいたはずです。そのような中、犬のお金をとりもせず、犬に施しをする人もいたりと、日本人の信心深さ、心優しさが垣間見える、エピソードではないでしょうか。
先人の培ってきたより良い精神を受け継ぎ、恥じぬ生き方をしたいものです。
今日の心がけ◆より良いものを受け継ぎましよう
今の人が悪くなっていると言いたげな文章。昔より殺人が減り寿命が延び身分制度の差別などが無くなっている現代の方が良くなっていると思わないんですかね。
感想例
今世の中の方が良くなっている事も色々とあると思いますが、アナログの温かみが消えつつある様に思います。先人のアナログ的に温かみを仕事にも生かしていけたら手思いました。
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信者は思う存分「犬」を見習えば良いんですよ。
電柱を見て興奮してきたら一人前、いやいや一匹前だろうな。www