麻は戦前まで日本人の生活・文化を支える天然素材として、全国津々浦々で栽培され利用されてきました。
その利用先として、神社のしめ縄、相撲のまわし、茅葺屋根、弓の弦、和楽器などが挙げられ、日本文化には欠かせない植物といえるでしょう。
神事に不可欠な「精麻」の生産を続けているのは、栃木県の麻農家だけといわれています。夏場の収穫作業の大変さ、精麻加工の手間などから、その担い手の確保が難しく深刻な高齢化が進んでいるのが要因のようです。
しかしながら近年、麻は枯渇性資源に依存しない、エコな植物として見直されています。成長が早く衣食住すべてに対応できる力もあり、麻の実はスーパーフードとして、健康や美容にも良いと関心が高まってきているようです。
一万年前から栽培され、日本の文化を支えてきた麻の加工には、先人の知恵が宿っているともいえます。職場においても、会社の歴史や理念をたどることで、埋もれかけている価値が再評価されるかもしれません。
今日の心がけ◆先人の知恵に学びましょう
感想例
若年者パーション
新しい仕事でどうしたら良いか迷った時や分からない時だけだなく、時間が空いた時や休憩の時など先輩達と話をする事で中から色々と学ぶ事が多くあると思います。最近はコロナで飲み会の回数も減ってそういう場が在りませんので、時間がある時はもっと積極的に話をしたいと思います。(飲み会を誘発するような話はダメ もう飲み会という文化は終わった事を前提に話す)
中堅者バージョン
先輩達が築いてきた技術が機械化と共に失われていこうとしています。たとえ機械化されたとしてもその技術の上に今の我々がいる事を忘れては入れません。その技術を自分の代で絶やす事が無い様に後輩に伝えて行けるように努力します。(現実は現実として言い、年配の方を尊重する事も忘れないようにする)
麻って不要だから廃れたんだろうよ。必要になればいずれ復活する。必要になれば需要が増して価格が上がるから。収穫が大変なのも機械化が遅れているだけ。需要があれば専用機械が出来る。
会社の歴史に埋もれた価値が再評価される事はほぼ無いし、利益に繋がると思えば自動的に誰かが気が付いて再評価する。資本主義万歳。
エコとかスーパーフードとかって言葉も死語に近いよね。
関心が高まってと言われて、実用化されないのには理由があって、そんなのは山ほどある。
先人の知恵が宿るとか・・・もういいよ。
埋もれている価値は、必要ないんだから、そのまま埋もれさせてやりな。