2019/07/10 もう一人のお客様

S子さんが母親の七回忌で、飛行機で帰省した時のことです。遺影を風呂敷に入れて、膝に抱えて離陸の時間を待っていました。
客室乗務員より「こちらのお手荷物を上の棚にお入れしてもよろしいでしょうか」と声をかけられ、S子さんは「棚には入れたくありません」と伝えました。
続いて「恐れ入りますが、離陸の際は足元に収納していただけますか」と言われましたが、「遺影なので、足元にも置きたくなくて」とS子さんは答えました。
事情を察したのか、客室乗務員の表情が一変しました。「大変失礼なお願いをして、申し訳ございません」と頭を下げたのです。
さらに「この度はお悔やみ申し上げます。もしよろしければ、隣のお席が空いておりますので、『お客様』にも座席に座っていただけないでしょうか」と遺影を「お客様」と呼んで、S子さんの隣に座らせてくれたのでした。
一連の客室乗務員の対応に感動したS子さん。一時間半のフライトが、亡き母との二人旅をしているような気持ちで、温かさに包まれたものとなりました。

今日の心がけ◆柔軟にお客様の心に寄り添いましょう

私の会社は、今は殆ど作らなくなりましたが、5年くらい前まではFA装置を設計から製造までしていました。
当時の営業マンはお客様の心に寄り添いすぎて取ってくる仕事がほぼ赤字でした。
取ってくる仕事も納期が短く残業がマジでヤバい状態でした。その営業マンと一緒に仕事をした5年間で不整脈で3回手術をし、突発性難聴で1回入院しています。

お客様に寄り添うのも、塩梅ってものが有ると思います。

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10 件のコメント

  • 航空保安を宗教で誤魔化すのはいかがなものでしょう。遺影だろうが遺骨だろうが故人の我儘には一席分の貨物料金は取るべきですし、テロリストに爆弾を置かれる可能性もあります。
    毅然とした対応を航空会社に求めます。

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  • いい話にして終わらせてるけど、接客業としてこういう「特別扱い」は本当に迷惑です。周りのお客様が不快に思ってクレームが来るかもしれないし、次に同じようなことがあったときも同様に対応し続けないと「この前はしてくれたのに」と言い出して絶対に引き下がらない馬鹿が必ずいます。職場の改善どころか他人の負担を無駄に増やすだけ。この客室乗務員はただの偽善者ですね。いい人ぶる前に、まず何のためにマニュアルがあるのかということから考えるべきだと思います。

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  • こういう書き方だといい話に見えてしまうが、問題はこの話がS子さん側の立場だということ。
    S子さんがわがままで乗務員を困らせている姿が容易に想像できる。
    ルールも守れない、自分のわがままを押し通す、これらは信者の特徴を的確に捉えているし、そうした意味では今日の話は非常にいい出来かと思う。

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  • コメントありがとうございます。

    皆様の洞察に関心させられっぱなしです。
    まけじどdisりますので今後ともよろしくおねがいいたします。

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    • たしかにw

      他の回にも元ネタがあるんでしょう。
      次から特徴的なワードがあった検索してみます。

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  • なにが「棚には入れたくありません」だよ!入れろアホ!
    七回忌だろうが。葬式の後じゃあるまいし!!

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    • それなんですよ。
      もしかしたらそんな人もいるかもしれないと思ってスルーしてましたが、それなんですw

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