2019/06/05 ものに礼を尽くす

私たちは日々の生活の中で、様々な「もの」に囲まれています。
「もの」からは、機能や働きによる便利さや、その存在から得られる心の安らぎなど、たくさんのメリットを受けています。
そうした反面、普段、「もの」に感謝することはあまりないかもしれません。豊かさに慣れて、使い捨てが当たり前だと思う人もいるでしょう。
古来日本では、針供養や人形供養など、「もの」を労う供養を行なってきました。現在は、八月三日の「ハサミの日」といった記念日などもあります。「もの」に対する感謝を供養という形で行なうのは、日本独特のことといえるでしょう。
美容室を経営するSさんには、三十年来愛用しているハサミがあります。定期的なメンテナンスを施し、大切に扱っています。「大事にすると、精一杯に働いて、髪の毛をきちんとカットしてくれるのですよ」とSさんは言います。
「ものには魂が宿る」との思いで大事にしてきた古くからの慣習を忘れずに、身近なものに感謝し、使った後は礼を尽くしていきたいものです。

今日の心がけ◆ものへの感謝を表わしましよう

「パソコンを掃除したら故障しなくなった」とか、「車の掃除をしないとドアミラーが故障した」といった内容の回が以前ありました。

「もの」が長持ちするかどうかは、は大事にしたかどうかじゃなくて、特製を理解し理にかなったメンテナンスをしたかどうかですよ。

そして、より効率な「もの」が現れ費用対効果があればすぐに買い変えた方が良いです。非効率な「もの」を使い続ける事は時間の無駄です。

ごく当たり前の事を書きましたが、この本がイラつく原因の一つは感情論だからです。

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1 個のコメント

  • 「もの」は消耗します。
    また仕事をする上で「もの」への投資は欠かせません。
    「もの」への投資をせずに労働者から搾取をしたい経営者からしたら、投資もせずに利益を出してくれる「もの」は非常に大切でしょうね。

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