2019/05/12 金メダルの背景にあったもの

「平成の三四郎」と呼ばれた、柔道家の古賀稔彦氏。金メダル確実と言われた一九八八年ソウルオリンピックでは、三回戦敗退という結果に終わりました。
大会前は、金メダルを期待され、日本中が注目し、多くの取材を受けました。出国時の空港では、たくさんの日本人が声援を送りました。しかし、帰国後は、掌(たなごころ)を返したような周囲の反応に、氏は人間不信に陥りました。
そのような中、氏はテレビ番組で、自身が敗北したシーンの放映を見ました。次の瞬間、観客席にいた両親が後ろを振り返り、氏を応援してくれた観客へ、何度も頭を下げ、詫びている映像が映し出されたのです。
それまで自分一人の力で強くなったと思ってきた氏は、両親や多くの人に支えられ強くなれたこと、一人で戦っているのではなかったことに気づいたのです。
皆の力に支えられ、氏は様々な困難を乗り越えて、四年後のバルセロナオリンピックで見事、金メダルを獲得しました。その力を氏は「感謝力」と表現します。
私たちも周囲への感謝の思いを忘れず、最大限の力を発揮していきましょう。

今日の心がけ◆「ありがとう」の気持ちを深めましよう

掌を反すも負けたんだから仕方ない。負けて帰国しても声援をもらえると思っていたら逆におかしいですよ。もちろん古賀さん本人も負けて帰ってちやほやされるなんて微塵も思ってないと思います。

問題はそこじゃないです。
問題は金メダル確実と煽ったマスコミですよ。そのマスコミのせいで両親が観客に謝らないといけない雰囲気を作ったんです。オリンピックに出場しただけで凄い事ですよ。それを金メダルで普通みたいな民意を作り上げたマスコミは罪です。

そして最後はバカの一つ覚えの「感謝」です。

最強の選手を見つけだすためには、強くなりそうな人材を集めて、そこから選別して選び抜いて行くわけでしょ。感謝されるのは選手の方ではないかと思いますよ。

あみだくじが「当たり」側から辿れば簡単なのと一緒で、無数の選択肢がある状態から当たりを選ぶのはただの確率でしかないのです。

当たり側からだけ見たサクセスストーリーにはうんざりします。

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