2019/02/26 逆の視点

『ざんねんないきもの事典』という本がブームとなっています。シリーズ累計で、児童書としては異例の数百万部の売上げとなっています。
「ゴリラは知能が発達しすぎて下痢ぎみ」「パンダが一日中食べ続けているササの葉にはほとんど栄養がない」など、人間から見ると「残念」に映る側面を取り上げ、進化の不思議や生存への努力などをイラストで解説しています。
同書を刊行した高橋書店の編集担当者は、「生き物は子供にも大人にも人気のテーマ。その中で今までの本にはない、大人も知らないような「残念な」生態を詰め込んだのが良かった」と分析します。
生き物の本の多くは、「凄さ」や「強さ」という側面に着目しています。そのような中、「残念な」という視点から光を当てたことが、むしろ親しみを呼び、多くの読者の心をつかんだのでしょう。
動物のみならず様々な固定観念はあるものです。柔軟に物事を捉えつつ、時には反転した見方をすると、意外な好結果につながるのかもしれません。

今日の心がけ◆視点を変えてみましよう

“逆に”が口癖の人は本当に逆の事を言わない説。

自分は人と違った見方をしてますよって言うために”逆に”って最初に付けているだけでかっこ悪い。

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