2018/11/21 いつもの笑顔で

かつてタクシーの運転手をしていたBさん。現在は、母親がお世話になったことをきっかけに、デイケアサービスの運転手として働いています。
職場にも慣れて、順調に仕事に励んでいたある朝のことです。お客様を送迎中に、急な進路変更をしてきた車と衝突しそうになりました。慌ててブレーキを踏み込んだことで、間一髪のところで停車できました。
ところが、後部座席にいた同僚が転倒して、軽いヶガをしてしまったのです。驚いて声をかけると、「Bさんのとっさの判断で大事故を免れたのですから、気にしないでください」と逆に励まされました。
帰りの送迎の際、朝のことを思い出して不安な表情をしていると、利用者の女性から「週二回の私の楽しみは、Bさんが笑顔で迎えに来てくれることから始まるの。だから笑顔になってちょうだい」と、思いがけない言葉をもらいました。
一連の出来事から、自身の送迎が、利用者の役に立っていることを感じられたBさん。より一層の安全運転と笑顔で働こうと決意したのです。

今日の心がけ◆仕事のやりがいを見つけましよう

「仕事のやりがい」などを強調し、低賃金で働かせ放題といったやりがい搾取のブラック企業というのはご存知かと思います。

条件反射的に「やりがい」と聞いただけでブラックと思ってしまうのもいかがなものかと思ってしまうわけですが、そもそもなぜブラックは「やりがい」を強調するのかと考えたことはありますか?

もともと搾取しようと思って「やりがい」を強要するんじゃないと思うんです。創業メンバーは「やりがい」だけで会社に泊まり込んで仕事をしてきたはずです。創業メンバーはそれが面白いんですから仕方ないです。そこに人手が足りなくなり、社員を雇うわけですよ。その後で入ってきた社員は「やりがい」なんて無いわけで、時間や能力を売って金を稼ぐ、いわばこちら側の人間なわけですよ。

そりゃ意見が合わないのも当然です。どちらの立場でもそういうものだと理解するしかないんです。

それもこれも全て、日本の経済状況次第なんですけどね。常に人手不足を維持する程度の経済発展を続けるような金融と財政の政策を政府には切に希望します。社会保障から安全保障まで大半を解決できると思います。

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