元外交官で、作家の佐藤優氏は、小説を読む重要性を次のように述べています。
「人間が個人的に経験できることは限られている。そのため、優れた小説で代理経験を積んでいくことは人生を確実に豊かにする」
小説に登場する人物の心の内を「代理経験」することで、「他人の気持ちになって考えることが出来るようになる」と佐藤氏は言うのです。
職場だけでなく、家庭や地域で、私たちは様々な人と関わり合って生きています。時には、意見の違いから衝突することもあるでしょう。
人は皆、生まれ育った環境は異なり、様々な価値観を持っています。自己の人生経験で培った尺度だけでは、相手を理解することはできません。読書を通じて「代理経験」をすることで、相手の立場になって考える度量が大きくなるのです。
「毎日忙しく、本を読む時間がない」という人もいるでしょう。まとまった時間はなくても、通勤電車の中、人を待つ間、寝る前の五分間など、意識して本に親しむ習慣を身につけたいものです。
今日の心がけ◆本を読む時間を作りましよう
代理経験だったらドラマでも漫画でもゲームでも良いんじゃない?って率直に思った人は多いと思います。
私は優れたVRコンテンツが出たら最高だと思いますけど。
新しいものはダメで本という昔からある物は良いという考えが嫌なんですよ。本だってグーテンベルクが印刷機を作ってまだ400年ですよ。本が一般に広く広まった時は、今でいう最新デジタルデバイスと同じ扱いだったかもしれませんよ。
ちょっと時代が違っていたら紫式部が光源氏にLINEでビデオ通話していた可能性だってあるんです。たった1100年前の話ですよ。有史以来パラダイムシフトの間隔がその都度半分の時間で起こるようになってきています。農耕が始まって、石器が鉄器になった時と現代では技術の進歩の速度が全然違うんです。技術の進歩の速度は指数関数的です。我々が生きている間にシンギュラリティが起こると予測されているんですよ。
それを数十年も前で頭が固定されている著者の様な考えを見ると歳をとる事に恐怖を覚えます。
さっきホテルに有ったこち亀の100巻を見たんですが、懐かしくて一気に高校時代に戻ってしまいました。私も20年前で頭が固定されているんだなーと思った次第です。
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