Mさんが仕事を終え、自宅の最寄り駅に着いた途端、バケツをひっくり返したような大雨が降ってきました。
いつも折り畳み傘をカバンに入れているのですが、あいにく職場のロッカーに置いてきてしまいました。駅の売店で傘を買おうとしましたが、傘はすべて売り切れていました。タクシー乗り場には長蛇の列ができています。
〈困つたな〉と思いながら、駅の出入口に立っていると、「あのー」と年配の女性に声をかけられました。その女性は、知り合いではないのですが、毎朝同じ電車を利用し、よく顔を見かける人でした。
「良かったら傘を使ってください。古いものですから、返してもらわなくても構いません」と、その女性は、折り畳み傘を貸してくれました。そして、ご家族と思われる迎えの車に乗っていきました。
ありかたく傘を使わせてもらったMさん。「困った時はお互い様」という言葉がありますが、〈今度は自分が困っている人の役に立ちたい〉と思ったのでした。
今日の心がけ◆困っている人には一声かけてみましよう
話が嘘くさすぎて鳥肌が立ちました。
私は田舎に住んでいて駅を利用しないので状況が良く分かりませんが、雨で困っている人は大勢いるはずですが、一人の人だけを助けるというのはどうなんでしょうか。どういう心境でその人を選んだんでしょうか。朝によく顔を見るからでしょうか。他にはよく見る人はいなかったのでしょうか。
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