2018/10/12 店長の采配

対人恐怖症で、人との接し方に悩みを抱えていたY子さん。初めてアルバイトをしたのは、二十五歳の頃、地元の飲食店でした。
不安でいっぱいだったY子さんに、店長が提案したのは、他のスタッフと顔も合わせない早朝に働くことでした。
それまで、その店では、夜の営業が終わると早めに帰宅し、翌朝、皆で後始末をしていました。スタッフに喜んで働いてもらいたいという、店長の方針でしか
〈Y子さんにも喜んで働いてもらうにはどうしたらよいか〉と店長は考え、思いついたのが早朝の時間帯です。朝一番に出社し、一人で前日の後始末をして、他のスタッフが出勤する頃に帰るという特別シフトでした。
Y子さんは時々、早めに出勤したスタッフと顔を合わせることがありました。やがて人がいることに慣れていき、会話を交わせるようになったのです。
薄皮をはぐように対人恐怖症は克服され、今では社員として接客の仕事をしているY子さん。「店長のお陰で救われました」と明るく語っています。

今日の心がけ◆適材適所を見極めましょう

「何事にも挑戦しましょう」と言ってみたり、「適材適所」と言ってみたり、振れ幅が大きい。

極端な例を出さないと話にならないのだと思いますが、元も子も無いですけど、塩梅が一番大事だと思いますよ。「慎重かつ大胆に」みたいな感じです。

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