2018/10/01 「食」と向き合う

「食育」という言葉があります。平成十四年に当時の小泉純一郎首相が、知育、体育、徳育に加えて「食育」の大切さを主張し、その三年後に「食育基本法」が成立したことを記憶している大もいるでしょう。
新しい言葉のようですが、実は、明治時代の料理小説『食道楽』の中で、村井玄斎という作家が、「先ず知育よりも体育よりも一番大切な食育のことを研究しないのは迂闊の至りだ」と「食育」の大切さを指摘しています。
日本人の食卓事情を見直すと、生活習慣病につながる肥満者や低栄養傾向の人の割合が増えるなど、今日ほど食のバランスが崩れている時代はありません。
その意味では、食育は決して子供だけでなく、すべてのライフステージの人々にとって、生きる力を育んでいくものです。
健全な食生活とはどのようなものか、何を誰と食べるかなど、自らがきちんと考えて、選択する力も養わねばなりません。他人事ではなく、自分のこととして、改めて「食」と向き合ってみたいものです。

今日の心がけ◆食べることを大切にしましよう

多忙につき感想は数日休ませていただきます。

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