2018/09/21 お彼岸に想うこと

作家の浅田次郎氏は、小説の登場人物の中に、異界からの訪問者をたびたび描くことで知られています。
その訪問者は、亡き祖父母や両親、夭折(ようせつ)した子供や兄弟など様々ですが、いずれも比較的近しい縁の故人が、現実世界を生きる人間の前に現われて、何がしかのメッセージを伝え、再び異界へと去っていきます。
幽霊といえばおどろおどろしいイメージになりますが、氏の作中に登場するそれらの故人は、多くの場合、物語の主人公を見守り、救いの手を差し伸べ、時に優しい言葉をかけるなどして、生きる力を吹き込む役割を果たします。
実際に耳目に触れるか否かはさておき、亡き人の存在が過去にあったからこそ今の生活が成り立っていることは、自明の理ともいえるでしょう。
「秋分の日」を中日として、前後三日間は秋のお彼岸です。この時期、先祖をはじめ、自社の創業者や物故者(ぶっこしゃ)、また人生の恩人など、故人を偲(しぬ)びつつ、改めて現在の自分自身を見つめ直す機会としたいものです。

今日の心がけ◆故人の功労に感謝しましよう

8/15の感想でも書きましたが、先祖という概念は神道の物です。仏教には、先祖という概念は無く死者は輪廻転生します。先祖崇拝は現中国では儒教思想の元となり、日本では神道であり、世界でも日本、中国、韓国等の東アジアに集中しています。

つまりここに書いてある事は、特定の宗教観に偏ったものであり、他宗教の人から見たら意味が分からないものだと思います。

 

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