暑い夏に食べたくなるのが、冷たい「かき氷」です。その歴史は古く、平安時代に清少納言によって書かれた『枕草子』にも次のように記されています。
「あてなるもの。(中略)削り氷にあまづら入れて、新しき金まりに入れたる」。「あてなるもの」とは上品なもの、良いものの意味で、平安貴族が優雅にかき氷を楽しんでいた様子が窺えます。
かき氷は、食べることで体の中から熱を冷ましてくれますが、それ以外にも、日本人は様々な方法で涼をとる工夫をしてきました。
その一つが「打ち水」です。打ち水をすることで地面の熱を奪い、周囲の空気を冷やす効果があります。また、薄い生地で作られた浴衣や甚平は、体に熱がこもらないように工夫されています。
軒先に飾る風鈴は、見た目や音色で涼やかさを演出してくれます。浴衣の模様なども見た目の涼の一つでしょう。実際の温度だけでなく、それを感じる心にも着目した、先人の知恵を見習いたいものです。
今日の心がけ◆涼やかさを演出してみましよう
多治見市では打ち水すると余計に暑いと言った苦情が寄せられ中止になりました。日中にアスファルトの上に水をまいたら湯気が出て余計に暑かったそうです。
効果が出る条件ってものがあるんですよ。
単にエアコンを付ければ良いんじゃないですか?
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先に飾る風鈴は、見た目や音色で涼やかさを演出してくれます。浴衣の模様なども見た目の涼の一つでしょう。
気持ちが涼しくても
熱中症にはなんの効果もないですね。