2018/3/23 職人の「腕」 #職場の教養

Tさんの家の近くには、創業八十年の畳店があります。子供の頃、その店の前を通る時に、職人が何人も並んで畳を作っている姿を見ていました。
しかし、最近見かけるのは、七十代の二代目店主と、後継ぎの息子の二人だけです。畳の製作は、機械で作る部分が多くなってきたといいます。それでも、二日に一回は、利き手に手当てをつけて、針と糸を操っている姿を目にします。
Tさんは、畳に向き合う二人の姿を見るたびに、仕事に取り組む気迫のようなものを感じました。ある時、店主に「自分の手で作るより、機械で作るほうが楽ではありませんか?」と尋ねてみました。すると店主は、こう言いました。
「機械はいつも同じように動いてくれるけれど、時に調子が悪くなったり、故障してしまう。そんな時は、お客様に迷惑をかけないように手作業で対応する。だから、腕が鈍らないように定期的にやっているんだよ。日々努力だよ」
「お客様に迷惑をかけないように」と「日々努力」という言葉に、職人の気概を感じて、Tさんは身が引き締りました。

今日の心がけ◆日々努力を重ねていきましょう

機械の調子が悪くなった時のために、手作業の訓練を日々行うより、機械が故障しない様にメンテナンスをする事の方が根本を解決出来て良いと思うのですがどうでしょうか。

身を粉にして努力する事が良い事で、労せずして収益を上げる事は悪い事の様にこの本の作者は思っているのでしょうか。私は努力をしないで収益を上げる事は全然悪い事だとは思って無いです。他の人より頭が良くリスクについて勉強している人だと思いますよ。

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1 個のコメント

  • お客様のために…を考えるのは良いけれど、ポイントが何処かなんだよね。
    機械では作ることが出来ない一点物を望むのなら手作業で対応するしかないが、全く同じものが欲しいと言う注文なら機械の方が良いでしょう。
    体調が悪くなったとか、死んじゃったとかでお客様に迷惑がかかると言いたいのなら、機械対応でメンテナンスを管理する方が良いでしょう。
    日々の努力っていう点では論点がずれている。

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