2018/2/23 襷をつなぐ #職場の教養

二十世紀の初頭、フランスの農学者・リングルマンは、一人で綱引きをする力が100%だとすると、五人では70%、八人では49%と、一人あたりの力の量が低下するという実験結果を明らかにしました。
集団の中では努力の量が低下するという現象は、リングルマン効果(社会的手抜き)と呼ばれます。では、どのようにすれば、パフォーマンスを高めることができるでしょうか。方法の一つに、役割の明確化があります。
冬の時期、各地では駅伝が行なわれています。各区間を走る選手には、役割があります。自分の役割は何かを自覚している選手が多いほど、チームとして、良い結果が出ているのではないでしょうか。
その役割の中で、すべての選手に共通するのは、襷をつなぐことです。これは、仕事においても同じことがいえます。
自分の役割とは何かを自覚し、次の人に欅を渡すまで、その役割に徹することで、最大限のパフォーマンスは発揮されるのでしょう。

今日の心がけ◆役割を再確認しましよう

リングルマン効果が有ると実証されたのであれば、あらがう事の出来ない原理原則だと認識するべきでしょう。

私は見積もりをする時に、人が5人程度までであれば人数の平方根を人的パワーとして計算しています。1人を1とした場合、2人では1.4、3人では1.7です。

だって、社員全員が100%の力で仕事をしていたら、何かあった時に対処できなくなりますよ。

10%~20%位は余力ですよ。チャンスが来た時も余力が無かったら掴めません。チャンス女神の後頭部は禿ですから。

私はそう思います。

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1 個のコメント

  • 仕事の効率の考え方には色々あるから一概に決めつけるのには問題があります。
    一人でやることを二人でやれば何倍にも効率が良くなることもある。
    一人で悩むより二人で悩んだ方が早く解決するとかね。
    大人数の会社で役職を与えても、一部の損得ばかりを考える人間が管理職に就くと、途端に会社全体の効率は悪くなる。人それぞれ向き不向きもあるしね。
    適材適所が行われないのなら、人数が多くなるほど効率は悪くなるでしょうね。
    バカの集まりも、人数が多くなると…バカ×バカの相乗効果となる。
    倫理法人会信者たちの集まりが見本だね。

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