Aさんが、あるコーヒー店に入った時のことです。その店は、カウンターで注文し、商品を受けとるシステムです。
注文するとすぐに商品が提供され、会計を済ませました。店員は「ありがとうございました。ごゆっくりどうぞ」と言いながら、動作も視線も、次に並んでいる客に向かっていたのです。
Aさんは、〈もったいないなあ〉と思いました。言葉と行動がちぐはぐだったため、せっかくの「ごゆっくりどうぞ」というおもてなしの言葉も、心がこもっていないように聞こえてしまったからです。
そういうAさんにも、職場や家庭で、似たようなことをしているという自覚がありました。特に仕事が忙しい時は、別の作業をしながら、「心ここにあらず」の状態で相手に応対していることを反省しました。
ほんの一、二秒を惜しむより、相手に正対して、言葉に心を込めれば、お互いに気持ちが良いものです。
今日の心がけ◆言葉に心を込めましょう
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年寄りが「最近の若いもんは」というのと似ています。
A爺さん信者も、昔をそう言われていたんですよ。
自らを反省し、若者に優しく気づかれないように指導してやったらどうですか?