Mさんは仕事熱心ですが、人に任せることが苦手です。説明が面倒である上に、効率も悪くなるからです。何より、成果を独り占めできないことが嫌でした。
ある日、Mさんは妻に、カレーを作ってほしいと頼まれました。一人で手早く作ろうと思っていましたが、子供たちに「手伝いたい」とせがまれて、仕方なく一緒に料理をすることになりました。しかし、思うように進みません。
〈包丁さばきが危険・作業が遅くなる・汚れる〉とイライラしながらも、ようやくカレーが完成しました。やっとできたカレーをほおばりながら、子供たちは「ジャガイモ剥いたのは僕だ!」「この玉ねぎは私よ!」と楽しげです。
「みんなで作ったカレーは美味しいね」と、喜び合う家族の笑顔を見たMさん。〈一人で作ったほうが上手くできるけど、協力し合うことで、より達成感を味わえる。時として、伴走する心の余裕も必要だな〉と気づいたのです。
チームで仕事をする場合は、人を信じて任せる視点を持つことで、連帯感が高まり、互いの成長も図れることを教えられたのです。
今日の心がけ◆任せる度量を持ちましよう
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これが実現されるための最大の仕組みが終身雇用だと思います。次にグループとしての評価をどのようにするかが重要ではないかと思います。
それが整っていないのであれば自分のスキルを他人に教えるインセンティブは働きません。
他人を成長させる事が自分の評価に繋がる事が無いのであれば、仕事は「見て覚えろ」「先輩から盗め」となります。これは全体的にある程度の成果を出す方法としては非効率です。マニュアル化されて誰がやってもほぼ同じように出来る方が効率的であり人件費を抑える事が出来ます。
会社としては、コストをかけないで全体が成長する事を望んでいると思いますがそう簡単にうまく行きません。
[amzassociates]
職場と家庭は違います。
Mは営業職に向いている。
ただ、それだけのこと。