かつて将棋界で七大タイトル独占を達成した羽生善治三冠には、対局中の様々な逸話があります。
その一つが、「対局で相手が悪い手を指すと、不機嫌そうな顔をする」というエピソードです。
このことについて、羽生三冠は「相手でも自分でも、どちらかが悪い手を指すと、もっとすごいものを作り出せそうなチャンスがなくなってしまった、ということですから」と、インタビューで語っています。
仕事においても、何かの成果や優劣を競う場面において、ライバルの失敗が、自分に良い結果をもたらすことはあるでしょう。
その後味は、あまり良いものではないはずです。運動会の徒競走で、友達が転んだから一等になっても、どこか空しさが残るものです。
自分も相手も、いい仕事をする。互いに競い合った中で、最終的な結果がさらに良く、美しくなる。そうしたライバルを持ちたいものです。
今日の心がけ◆互いに切磋琢磨しましよう
糞の様な歯の浮く感想を言う人の姿が目に浮かびます。
本当にそう思ってますか? 具体的にどのように実行に移しますか? 結果を確認するための方法をどうしますか? 期限はいつまでにしますか?
どうせ朝礼なんで大きい声で挨拶をして理想的な感想を言って上から気に入られればいいんですよ。そんなもんです。我々社員にとっては。ぶっちゃければ会社がどうなっても食うに困ることは無いんです。
本気を出さないといけないのは経営者でしょ。経営者は「互いに切磋琢磨する方法」を思いついて実行できるかです。実行できた会社が儲かっているわけです。
この本に頼ろうと考えた時点で負けですよ。だって、会社が儲からないのは社員のせいだと思っているわけですから。
1+
『互いに競い合った中で、最終的な結果がさらに良く、美しくなる。そうしたライバルを持ちたいものです。』
筆者は自分の作文に酔っているようです。
常に相手が私に勝つように、私は相手に支援してやるべきだと言うことですね。
具体的には、常に「ギリギリで勝つ」と言うことですか。
そんな器用なこと、ドラゴンボールの孫悟空くらいですよ、実践できるの。
「きれいごと」を通り過ぎて呆れます。