やる気をなくしたE君に、上司が、一冊の本をプレゼントしました。
その本は、祈りの詩人々といわれた坂村真民の『詩国第二集』でした。付箋のあるページを開くと、そこには「殼」という詩が載っていました。
殼を脱ぐ それは、かにもやる とんぼやせみもやる
人間も、これをやらねばならぬ
木は年輪を持つ 竹は節を持つ 人間も、これを持たねばならぬ
うどの大木では かにやとんぼや木や竹に笑われる
生まれたままでは万物の霊長とは言われぬ 殼を脱ごう年輪や節を持とう
新しい自分を作るため 新しい世界を開くため
E君は、この詩を読んで、衝撃を受けたのです。どうでもいいことに拘って、新しい一歩を踏み出す勇気に欠けていた自分に気づかされたのです。
人はともすれば保身の殼を被り、現状に留まろうとします。前に進めば痛みを伴うかもしれませんが、潜在していた能力が開花すると信じて進みたいものです。
今日の心がけ◆自分の殼を破りましよう
そうです。
こんな本を良ませて感想を言わせる会社なんか辞めて一歩を踏み出すのです。
日銀にインフレターゲットが導入されました。白川時代は終わったのです。
ブラック企業で働く必要はなくなったのです。日本経済は失われた20年の殻を破ろうとしています。あなたは自分の殻を破らないで一生を終える気ですか? 20年の間に疲弊した心を変えるのは大変だと思います。しかし、今殻を破らねばいつ破るのでしょう。リスクを恐れて何もしない事が最大のリスクです。
なんかモチベーションが上がってきました。
1+
「やる気をなくしたE君に、上司が、一冊の本をプレゼントしました。」
やる気を無くしている人に本を与えても、おそらく読まない。
飲みに誘って、何時間も愚痴を聞いてあげることです。
殻を破ることはいいことです。
その前に、自分の殻って何か把握すること。
それが難しい。