2021/04/17 言い得て妙
普段、私たちが使っている日本語に多義語があります。これは、一つの語句でいくっもの意味をなす言葉のことです。例えば「かける」という言葉です。「ドアに鍵をかける」「トマトに塩をかける」「電話をかける」「外から声をかける」など…
普段、私たちが使っている日本語に多義語があります。これは、一つの語句でいくっもの意味をなす言葉のことです。例えば「かける」という言葉です。「ドアに鍵をかける」「トマトに塩をかける」「電話をかける」「外から声をかける」など…
会社で事業を行ない利益を出していくためには、経費が必要です。遠方に出張するためには、旅費交通費が発生します。オフィスや工場では、電気・水道・ガス代などが必ずかかります。二〇〇八年のリーマンショック時には、日本経済も大きな…
家庭や職場において、他者と意見が一致せず、対立してしまった経験は誰しもあるのではないでしょうか。どちらもが〈自分が正しく、相手が間違っている〉と考え、相手の主張を聞き入れない姿勢でいると、折り合いかつかなくなります。G社…
時代小説『あきない世傳 金と銀』に登場する、大阪の呉服商「五鈴屋」の女店主の幸が、江戸に出店し様々な困難に直面しても貫き通したものは、二代目店主の妻・富久に教えられた「買うての幸い、売っての幸せ」という思いでした。「買う…
同じ言い回しでも、受けとめ方は人それぞれに異なります。仕事をする上でも、指示を出す側と受ける惻とで認識が異なると、時には思わぬトラブルに発展することがあるでしょう。日本語にはあいまいな言い回しがたくさんあり、中にはまった…
Tさんは仕事柄、外食の機会が多く、昼食は誰かと共にしています。ある日、久しぶりに一人で昼食を摂ることになりました。飲食店に入り、少し寂しく思いながら食事を始めましたが、やがて、思わぬ新鮮さを感じ始めたのです。それは、一つ…
皆さんは、休日をどのように過ごしていますか。家族と過ごす、本を読む、たまった家事を片づけるなど、その過ごし方は人により千差万別でしょう。休日は心身をリフレッシュさせ、次の仕事への活力を生み出す大切な時間です。時には、休日…
百円硬貨や一万円札など、私たちが貨幣を安心して利用できるのは、その額面通りに買い物ができるという、社会の約束が守られているからです。信頼関係の下、約束が守られるからこそ、「書店で本を買う」という売買契約や、「バスに運賃を…
年が経過することで価値が増すヴィンテージ品は、新品にはない独特の風合いが、ファッションやインテリアなど様々なジャンルで人気を博しています。「ヴィンテージ」とは年代物の総称で、元はワインの製造年を表わす用語でした。ブドウの…
Tさんは、出勤途中に、ICカードの定期券を拾いました。落とし主は学生で、Tさんも所有している種類のカードでした。〈落として困っているのでは。すぐに届けに行こう〉と思ったTさん。その際Tさんは、〈落とし物だから、交番に届け…
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