2023/07/01 風鈴
夏の風物詩の一つに「風鈴」があります。諸説ありますが、風鈴は中国で占いに使われた「占風鐸」が起源とされています。風の吹く方向や音の鳴り方で吉凶を占っていました。日本には仏教と共に伝わってきたといわれています。当初は魔除け…
夏の風物詩の一つに「風鈴」があります。諸説ありますが、風鈴は中国で占いに使われた「占風鐸」が起源とされています。風の吹く方向や音の鳴り方で吉凶を占っていました。日本には仏教と共に伝わってきたといわれています。当初は魔除け…
暑い夏を涼しく過ごす先人の知恵に「五感の涼」があります。風を通して目にも涼やかな簾(すだれ)や葦簀(よしず)、爽やかな肌触りの浴衣や甚平、家の前の道や庭などに打ち水をすると立ちのぼる土の匂いなどが該当します。この時期にか…
最近は聞く機会が少なくなりましたが、「チリンチリン」という風鈴の音色は、涼を運んでくれます。昔から鈴や鐘、太鼓、笛などは、人々の暮らしと深く関わってきました。夏は気温や湿度が上がるため食べ物が腐りやすく、菌が繁殖して病が…
灯篭流し、花火大会、盆踊りなどの伝統行事が各地で行なわれています。夏の風物詩として人々の心を打つこれらの行事は、土地を護る神仏、先祖や地域功労者への感謝と尊敬、また、天災などで命を落とした人々への鎮魂などの気持ちが形に表…
連日、厳しい暑さが続いています。うだるようなこの時期が苦手という人も多いのではないでしょうか。最高気温が二十五度を超えると「夏日」、三十度以上は「真夏日」、三十五度以上になると「猛暑日」と言われます。夜も最低気温が二十五…
現代社会は、江戸時代とよく比較されます。暑い夏が近づいてきました。昨今は、暑さ対策が一層呼びかけられています。では、江戸時代の人々はどのように夏の暑さに対応していたのでしょうか。例を挙げると、薄着をする、団扇で扇ぐ、冷た…
暑い夏に食べたくなるのが、冷たい「かき氷」です。その歴史は古く、平安時代に清少納言によって書かれた『枕草子』にも次のように記されています。 「あてなるもの。(中略)削り氷にあまづら入れて、新しき金まりに入れたる」。「あて…
コメント