2024/12/04 雑談力を磨く

会議や商談の前に何を話せばいいのか分からず、気まずい空気が流れることがあります。そのような時に役立つのが「雑談力」です。
雑談力がある人は、「聞き上手」「話し上手」「話すネタを持っている」などの特徴があります。まずは「話すネタ探し」から始めてみてはいかがでしょう。雑学は無駄な知識と思われがちですが、話すネタとしては最適なことが多いものです。
例えば、トウモロコシの粒は必ず偶数になります。これは、粒の核となる小穂（しょうすい）が二つに分裂して形成されるためです。ちなみに、大きさにもよりますが、一本に600～700個ほどの粒があり、ひげ根の数は粒の数と同じです。
このように、雑学といわれるものは無数にあり、場合によっては深掘りすることもできます。こういった雑学を得るには、何事にも興味を持つことが大切です。
また、気になったことはすぐに調べ、いつでも披露できるようにネタをストックしておくことも必要かもしれません。
まずは、人に話したくなる話のネタを探してみてはいかがでしょうか。

今日の心がけ◆興味を持って調べましょう

売り手A:
「あ、あの……トウモロコシって好きですか？」

買い手B:
「えっ？……トウモロコシですか？……まあ、嫌いではないですけど……。」

売り手A:
「ですよね、あれ、粒が必ず偶数ってご存じです？」

買い手B:
「（困惑しながら）いや、初耳ですけど……偶数なんですか？」

売り手A:
「そうなんです！粒の核が二つに分裂してできるらしくて、科学的にそうなるみたいなんですよ。それに、粒の数とひげの数が一致するらしいです！」

買い手B:
「ひげ……あの毛みたいなやつですか？」

売り手A:
「そうです、それです！なんか、1本のトウモロコシに600～700粒くらいあって、その数とぴったり一致するんですよ！……すごいですよね、トウモロコシ……。」

買い手B:
「（内心: なんでこの話になったんだろう……）す、すごいですね。なんか、生物って奥が深いんですね。」

売り手A:
「はい、いやー、こういう雑学が好きでして……。あ、もちろん、今日の商談のお話に戻りますけど、弊社の商品もこういう細部までこだわってまして……。」

買い手B:
「（急に本題？）あ、そうですね、それでお願いします。」

感想例
雑談の話題を考えることは相手との距離を縮める重要な方法であると思います。私自身、会議の前に緊張してしまい、沈黙の場を作ってしまうことがあるため、事前に簡単な話題を用意することを心がけたいと思います。雑学も意外と会話の入り口になると知ったので、日常の中で気になったことを調べる癖をつけて、柔軟に会話を広げられるよう努力したいと思います。