2017/7/18 技術の土台 #職場の教養

Ａ君は、自分の手でマイホームを建てたいという夢を叶えるため、学校卒業後、建設会社に入社しました。
一日でも早く技術を身につけるため、真面目に仕事に励みました。先輩たちからは、挨拶や返事、後始末を徹底することをうるさく言われる毎日です。
仕事の善し悪しについては、何も言われません。行動ばかりを注意され、特に清掃と後始末に対しては叱られるばかりでした。
〈立派な職人になりたいのに、どうして仕事の指導をしてもらえないのだろう〉と、Ａ君はすっかりやる気をなくしてしまったのです。
ある日、少し早めに現場へ行くと、一人の先輩が黙々と清掃に取り組んでいました。その先輩が、丁寧に後始末をしている姿も目にしました。
〈技術の前に、身につけるべきことがあるのだな〉と感じたＡ君は、心を切り替えました。翌日から、先輩たちと一緒に清掃をし、挨拶や返事を明るく発するようになったのです。

今日の心がけ◆土台をしつかり固めましよう　

弟子入りだったら、早めに職場に行き掃除をするのは良いと思うんですけど、A君は建設会社に入ったんですよね。

掃除をやりたい人が勝手に時間外にやっている分には止める権利はありませんが、それをやらないといけない雰囲気になって、時間外労働を半ば強制されるのはいかがなものかと思いますけど。掃除や朝礼は時間内にやる。これがルールですから。

法律より慣習を優先させてはいけません。悪法も法ですし、我々が選んだ代表が決めた法は我々が決めたと同じです。我々が自ら決めた事を自分に都合が悪いから守らないというのでは国家が成り立ちませんよ。