2018/07/05 気づいた人から

製造業を営むNさんは、経営者を対象にしたセミナーに参加しました。年代も職種も異なるメンバーと、二泊三日の寝食を共にします。
セミナー中は、スリッパを揃えたり、洗面所を拭いたり、出した椅子をしまうなど、班ごとに後始末を徹底することになっています。
Nさんの班は、この後始末が苦手でした。いつも何かを忘れてしまうのです。指摘を受ける度に、Nさんは〈誰が悪いんだ!〉と心の中で責めていました。
その時、ふと気づいたことがありました。自社製品へのクレームがあった時も、心の中で、同じように社員を責めていたことを思い出したのです。
Nさんは「気づいた人が整えましょう」と班員に提案し、率先して後始末を行ないました。個々ではなく、班全体で後始末に取り組んでいると、次第にまとまりがよくなり、チームワークが向上していったのです。
環境を整えることで心も揃うことを体感したNさんは、自社でも、気づいたらまず自分から後始末をするようにしています。

今日の心がけ◆まず自分から行ないましよう

自主的に・・・が行き過ぎると、自主的に早く出社し掃除をするとか、自主的が強制され始めるんですよ。

社長が自主的に朝掃除をしていたら、半ば強制ですよ。ブラックもブラックです。

責任の所在を明確にしてうえで、失敗した人を責めないでフォローする体制を迅速に構築するシステムにするべきだと私は思います。

話は変わりますが、遊んでる様に見える人は実は非常に大切で、その人が居ない場合問題が発生した時の対処や、急に忙しくなった場合に女神の前髪を掴み損ねます。

働き蟻の20%は遊んてますが、緊急自体の度合いにより次第に働き始めます。そうしないと組織は甚大な被害を被るそうです。

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