私たちは日頃、身近な人に支えられながら生活を送っています。そのことを感じ、感謝の思いを忘れずにいられたら、自然と良い人間関係が築けるはずです。Tさんは妻の入院により、一週間仕事を休んで子供の面倒をみることになりました。家事は水仕事が多いため、手を洗う機会も増え、次第に皮膚がひび割れて痛むようになり、家事をすることに嫌気がさしてきました。ある日、指の痛みを我慢しながら水仕事に取り組んでいると、妻が冬場にあかぎれになりながらも家事全般に取り組んでいる姿が思い浮かびました。Tさんは妻の働きのおかげで家族が心地よく生活できていることに気づかされました。今回の経験で妻への感謝が深まったTさんは、今度は自分が家族の支えになれるよう積極的に家事に取り組もうと決心しました。他人から受けている恩恵は忘れやすく、いつの間にか当たり前のように感じてしまっていることも少なくありません。時には身近な人の働きに目を向け、より良い関係を築いていきたいものです。
今日の心がけ◆身近な人の働きに目を向けましょう
「文句を言わずにあかぎれを作ってでも働け、それが家族(組織)のためだ」という滅私奉公の精神を植え付け、労働の苦痛を精神論で丸め込もうとする、極めて前時代的で図々しいロジックである。である!!
感想例
事務・管理職向け
Tさんの奥様のように、目立たないところで誰かが手助けしてくれているからこそ、日常の仕事が円滑に進んでいるのだと改めて気づかされました。私自身も、資料の準備や入力作業など、皆さんの目に触れにくい仕事をしていますが、それが少しでも部署全体の役に立っているのなら嬉しいなと思います。これからは、他の人の目立たない働きにもしっかり気づき、感謝を伝えられるよう、周りをよく見て行動していきたいです。
・目立たない支えへの感謝 ・自身の裏方業務への誇り ・周囲への声掛けの実践
技術・製造・現場職向け
現場での作業も、前の担当の人がしっかり準備をしてくれているからこそ、私たちが安全に進められるのだと、この話を読んで感じました。当たり前のように機械が動き、道具が揃っている背景には、日々の点検をしてくれている仲間の努力があるのだと思います。私も自分の担当に責任を持ち、次の人が少しでも作業しやすいよう、小さな気配りや整理整頓を忘れずに、日々の業務に取り組んでいけたらと考えております。
・前工程の準備への感謝 ・日常の安全を支える仲間への思い ・次工程への気配りと整理整頓
営業・サービス職向け
お客様と直接お話しする際、自分一人で対応しているように錯覚してしまうことがありますが、実際は商品を準備する方や、案内状を作ってくれる方の支えがあるからこそ成り立っているのだと気づかされました。お客様に対しても、目に見える言葉だけでなく、その背景にあるご要望やお気持ちにまで想像を巡らせることが大切なのかもしれません。見えないところで支えてくれる仲間への感謝を忘れず、日々の接客に活かしたいと思います。
・裏方で支える仲間への感謝 ・お客様の背景にある思いへの想像力 ・感謝の気持ちを接客へ反映
本の紹介
ワンオペ育児 わかってほしい休めない日常 藤田結子
本書は、今回の文章が押し付けてくる「感謝の心を持てば丸く収まる」というような精神論がいかに無力で、残酷なものであるかを論理的に突きつけます。Tさんのように「気づいて感謝する」だけでは、特定の個人に重い負担がのしかかっている「構造的搾取」は全く解決しません。個人の気持ちの問題にすり替えず、社会や組織の仕組みそのものを疑う視点を与えてくれる、今回のエピソードの完全なアンチテーゼとなる一冊です。

信者たちは、他人から受けている恩恵は当たり前と思っていますよ。
というか、他人に無理矢理にでも報われない奉仕をさせるのが当たり前と思っています。
この職場の強要の内容も同じですけどね。
逆に他人にしてやったことは、非常に重い恩として着せてきますよ。
拒否しているにも関わらずに、クビを突っ込んできて、かき回しただけでも非常に重い恩として着せてきますよ。
トイチやトサンどころではない暴利の一生返しきれないほどの恩となります。
信者たちが、たまには目下の者のサービス残業などの働きに目を向ければ、少しはマシな関係が築けるのですが…
無理ですね。
目下の者にさらに働きを求めて、より関係が悪化するだけです。
そして、その関係性の悪化に輪をかけているのが職場の強要です。
まあ、エセ倫理以外の人間関係や家庭なども悪化しなければマシな方ですけどね。信者たちは平気で壊しにきますよ。
「私の苦労がわかったでしょ!」って、妻の声も聞こえてきそうですが。まぁ、この手の同じ話が多いよね。「たまには社長(経営者)が、寒い日も外で働く社員と同じ仕事をしてみれば良いんですよ。」と、この話を締めても良いんです。
社員にだけ精神論を投げかけれられても、会社(職場環境)は良くならないでしょう。「経営者は、たまには社員の働きに目を向けましょう」という今日の心がけでした。
職場の教養『あかぎれ』は、一見すると心温まるエピソードです。
妻の入院をきっかけに家事を担ったTさんが、その大変さを身をもって知り、妻への感謝を深める――。そして「身近な人の働きに目を向けましょう」という結びに至ります。
もちろん、感謝の気持ちそのものを否定するつもりはありません。誰かの支えに気づくことは、人間関係を円滑にする大切な要素です。しかし、ここで立ち止まって考えたいのです。それで構造は変わるのでしょうか。
Tさんが気づき、感謝し、家事に積極的になる決意をした。それは素晴らしい変化です。けれども、その出来事は「個人の気づき」に依存しています。
もしTさんが気づかなかったら?
もし体調を崩してしまったら?
もし「自分がやるしかない」と無理を重ねていたら?
そこにあるのは、美談の裏側に潜む「負担の偏り」です。感謝でその場は丸く収まるかもしれません。しかし、負担が特定の個人に集中する構造そのものは、何も変わっていないのです。
■ 社員はどう考えるべきか
第一に、「感謝」と「構造」を分けて考える視点が必要です。
感謝は大切です。しかし同時に、
・なぜ負担が特定の人に集中するのか
・なぜ休みにくい空気があるのか
・なぜ代替できる仕組みが整っていないのか
と問い続ける姿勢が必要です。「ありがたい」で終わらせない。「なぜこうなっているのか」と考える。
第二に、“我慢する人”にならないことです。
日本の組織では、
・できてしまう人
・断れない人
・責任感の強い人
に仕事が集まりがちです。しかし健全な組織では、「助けてほしい」と言えることが成熟です。個人の善意や献身に依存する状態は、長続きしません。
第三に、属人化を受け入れないことです。
「Tさんが頑張る」のではなく、
「誰が休んでも回る仕組み」を求める。
これは経営側だけでなく、社員側からも提案できる視点です。
■ 経営者はどう考えるべきか
経営者に求められるのは、精神論ではなく設計です。個人の気づきを成功例として称賛するだけでは不十分です。問うべきは、
・なぜ一人が抜けると回らなくなるのか
・なぜ負担が偏るのか
・なぜ休むことが「特別」になるのか
です。健全な組織とは、
・誰かの我慢に依存しない
・誰かの善意に依存しない
・誰かの犠牲に依存しない
構造を持つ組織です。「感謝しなさい」ではなく、「偏らない設計に変える」。経営とは、善意の最大化ではなく、持続可能性の設計ではないでしょうか。
■ 本当に目指すべき姿
社員にとって大切なのは、感謝はする。でも、我慢はしない。
経営者にとって大切なのは、善意に頼らない仕組みをつくる。
個人の心に問題を押しつけるのではなく、構造そのものを見直すこと。会社という組織は、これからも継続していくべき存在です。だからこそ、一時的に凌ぐのではなく、原因を分析し、再発しない仕組みを整えることが求められます。
美談で終わらせない。
精神論で包まない。
続く組織をつくる。
その視点こそ、いま私たちに必要なのではないでしょうか。
今回の駄文、一見美談ぽく見せようと努力しているようですが、手を洗う機会が増えただけで肌が荒れてしまう程弱い肌なら水仕事用の手袋をするなり、ハンドクリームなどでケアするなりすればいいのにソレすらしようとしない。
で、指の痛みを我慢しながら取り組んでいるオレ様スゲー、ついでにワイフもスゲーときましたか。
……残念過ぎる頭にも程があるのですが。
「他人から受けている恩恵は忘れやすく、いつの間にか当たり前のように感じてしまっていることも少なくありません」とあるが、少なくありませんどころか全員でソレを実行してるの君らでしょ?
君らがそうだからと言って、こちらも同じだとしたり顔で駄文を語りだすのは些か暴論が過ぎるのではないでしょうか。