2026/02/26 感謝の働き

「ないものねだり」という言葉があるように、他人が持っていて自分にないスキルや成果を羨み、欲した経験は、誰にでもあるでしょう。
周囲や自分の現状に不足や不満を感じる習慣がある人は、たとえ一時的にその不足が補われても、再び足りないものを探してしまい、いつまでも満たされない状況に陥ってしまうようです。
反対に、何事も感謝を優先できる人は、例えば1日の始まりに「今日も働ける環境がある」「チームで協力できる仲間がいる」「自分の意見を聞いてくれる上司がいる」といった、当たり前に思えることにありがたさを感じられるはずです。
こうした日常に感謝する習慣を持てる人は、今まで与えられていた人・環境・機会の価値に気づくことができます。さらにこれまで見えなかった強みや支援を新たに発見できるようになるでしょう。
自分の習慣を省みたとき、「ないものねだり」ではなく「あるものに目を向ける」ことで、充実した働き方ができるのではないでしょうか。

今日の心がけ◆心の習慣を定期的に振り返りましょう

「給料が安いとか労働環境が悪いとか文句を言わず、雇ってやってることに感謝して黙って働け」と申しております。

感想例

事務・管理職向け

自分の現状を振り返りますと、忙しい時などはつい「あの部署からの書類が遅い」などと、足りない部分ばかりに目が行き、不満を抱えてしまうことがよくあります。しかし今日の文章を読み、そもそも皆さんが協力してくださるからこそ自分の業務が回っているのだと、大切なことに気づかされました。これからは、無いものへの不満を口にする前に、まずは円滑に報告や相談ができる今の環境や、チームの皆さまへの感謝を忘れず、誠実に日々の業務に取り組んでいきたいと思います。

  • 忙しいと他者の足りない部分に目が行きがちだと反省する
  • 周囲の協力があるからこそ業務が回っていることに気づく
  • 不満を言う前に今の環境やチームへの感謝を忘れず取り組む

技術・製造・現場職向け

「あるものに目を向ける」という言葉に、日々の現場作業の大切さを改めて考えさせられました。私は不器用で、新しい機材や他の方の優れた技術をつい羨ましく思ってしまいますが、まずは今自分が使っている道具や、教わった基本の安全動作に感謝し、それをしっかり守ることが一番なのだと反省いたしました。当たり前のように今日も無事に作業ができる環境があることに感謝し、一つひとつの手順を丁寧に確認しながら、確実な品質につながるよう努めていきたいと思います。

  • 新しい機材や他人の技術を羨む前に今の環境を大切にする
  • 今ある道具や教わった基本の安全動作に感謝し守り抜く
  • 無事に作業できる環境に感謝し丁寧な手順で品質を高める

営業・サービス職向け

日常の当たり前に感謝するというお話は、お客様との接客にも深く通じていると感じました。私は口下手で、つい自分の提案力のなさや、上手く話せる同僚と比べて落ち込んでしまうことがございます。ですが、足りないスキルを嘆くよりも、まずはお店に足を運んでくださるお客様がいらっしゃることへの感謝を第一に持つべきだと気づかされました。これからは、上手な説明よりも、誠意ある笑顔と感謝の態度でお客様に接し、少しずつ信頼関係を築いていけるよう頑張りたいと思います。

  • 自分の提案力不足や同僚と比べて落ち込む癖を反省する
  • 足りないスキルを嘆くより来店してくださるお客様に感謝する
  • 上手な説明よりも誠意ある笑顔と感謝の態度で信頼を築く

本の紹介

絶望の国の幸福な若者たち 古市憲寿

この本は、「あるものに感謝して現状に満足しろ」という本日の文章に対し、「現状に満足してしまうのは、未来が良くなるという希望を失った『絶望』の裏返しである」と鋭く指摘する社会学のベストセラーです。著者は、過酷な環境や低い収入であっても「仲間がいるから幸せ」「小さなことに感謝しよう」と思い込む心理構造を解き明かし、それが社会や職場の構造的な問題を放置させる原因になっていると論じています。
「給料は上がらないけど、良い人ばかりだから」「感謝の心を忘れなければ幸せだ」と、不満を無理やり飲み込んで働き続けていませんか?本書を読めば、会社が押し付けてくる「足るを知る精神」が、いかに労働者の正当な怒りを奪い、都合よく飼い慣らすための強力な麻酔薬であるかが痛いほどわかります。「ないものねだり」を否定し、精神論で不満を封じ込めようとする職場の同調圧力にモヤモヤしている方にこそ、現状を疑うための知的武器としてぜひ読んでいただきたい一冊です。読後には、不満を抱く自分をしっかりと肯定できるようになるはずです。

2+

9 件のコメント

  • 「ないものねだり」をしているのは信者たちやエセ倫理ですよ。

    目下の者たちが聖人君子のようになったり、現実不可能な成果を出せるわけがないでしょうが。

    だいたいそんな人間がいたら信者たちのクソ会社で働いているわけがない。

    信者たちは、目下の者に非現実的なないものねだりを要求する。

    それが満たされないと目下の者に八つ当たりする。

    こんな実態でありながら、目下の者には感謝を押し付ける。

    まあ、この感謝もエセ倫理と同じで、偽の感謝=エセ倫理得意の口だけの感謝でいいの?

    押し付けるんだから、口だけになりますよ。

    ただし、一般人相手に口だけの感謝ならまだしも、エセ倫理や信者に口だけの感謝でも危険ですよ。

    どんな恩をきせられるか?わかったものではありません。

    信者には「ないものねだり」を加速させるような指導をし、目下の者には「感謝」を押し付けるような指導をする。

    これがエセ倫理の実態です。

    8+
  • 駄文の冒頭ですが、

    「ないものねだり」という言葉があるように、他人が持っていて自分にないスキルや成果をやっかみ嫉妬し、妬んだり僻んだ経験は、某倫理法人会と不愉快な信者共なら誰にでもあるでしょう。

    なのでは?

    3+
  • ありきたりの言葉を組み合わせて気を衒った造語を題名にして、ほくそ笑むのはやめてほしい。

    3+
  • 「感謝の働き」という文章では、「ないものねだり」ではなく「あるものに目を向けよう」と説かれていました。確かに、日々の環境や仲間に感謝できることは、心を安定させる大切な姿勢だと思います。

    しかし、少し立ち止まって考えたいことがあります。

    感謝が、現状をより良くするための出発点になるのか。それとも、現状を疑わないための理由になってしまうのか。

    絶望の国の幸福な若者たち では、厳しい労働環境の中でも「仲間がいるから幸せ」「小さなことに感謝しよう」と語る若者の姿が描かれています。それは一見前向きですが、同時に「未来が大きく良くなるとは思っていない」という静かな諦めの表れでもある、と指摘されています。

    感謝と諦めは、似ているようで違います。

    感謝は、今ある条件を正しく認識する力。
    しかし、不満は「もっと良くしたい」というエネルギーでもあります。

    もし待遇や労働環境に課題があるのなら、それを「ないものねだり」と片付けてしまうことは、組織の成長機会を失うことにもなりかねません。

    私は、従業員に求められる姿勢は、どちらか一方ではないと思います。

    ・あるものには感謝する誠実さ
    ・不足には声を上げる責任感

    この両方があってこそ、健全な職場がつくられるのではないでしょうか。

    感謝は大切です。
    しかしそれは、現状を固定するためではなく、より良い未来を築くための足場であるべきだと思います。

    3+
  • 〜「職場の教養」を朝礼で読むだけでなく、なぜ感想発表まで行うのでしょうか。それは、実質的な同調圧力になるから。〜

    朗読だけなら情報共有で終わります。しかし感想を言うとなると、その人の価値観や受け止め方が表に出ます。そこにはいくつかの効果があるように思います。

    ① 理解の確認
    内容をどう受け取ったかを共有することで、組織としての解釈を揃える。

    ② 内面化の促進
    自分の言葉で語らせることで、内容を“自分の考え”として定着させる。

    ③ 同調の可視化
    どのような感想が歓迎され、どのような感想が出にくいかによって、組織の空気が形づくられる。

    問題は③です。
    もし異なる意見が言いにくい空気があるなら、それは学びというより「価値観の統一」に近くなります。

    感想発表そのものが悪いわけではありません。
    しかし、本当に多様な意見が許容されているのか、それとも“望ましい感想”が暗黙に存在しているのか。

    そこに、組織の成熟度が表れるのではないでしょうか。

    3+
  • ないものねだり!?
    こっちは自前で用具や備品をそろえてんねん!!
    ないものねだりしても”ええやろがい!!”
    都合のいい精神論は不要です。
    『今日も働ける環境がある』逆に働いてやってんねん!そちら側が感謝しぃやーm(__)m

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