インフルエンザの感染や発症は季節を問わず確認されていますが、冬は空気の乾燥や気温の低下により、他の季節に比べて増加する傾向があります。
さらに、近年は新型コロナウイルスやマイコプラズマ肺炎といった感染症も広がっており、ニワトリや豚などの家畜に感染するものも確認されています。
また、生物に限らずコンピューターに侵入し、損害を与える悪意あるプログラムや、受け手にとって強い影響力を持つ様々な情報媒体にも注意が必要です。
これらに共通するのは、いずれも肉眼では確認できないものであり、私たちの生活は「目に見えない存在」に脅かされていると言っても過言ではありません。
一方で、人は心の働きを知り、古くから「神仏」を信じて尊ぶなど、目に見えないものを大切にしてきました。人間の生活は、見えざる力に脅かされると同時に、それに支えられ、守られてきたとも言えるでしょう。
現実的には、はっきりと目に見えるものが重視されがちですが、時には目に見えない存在にも意識を向けてみてはいかがでしょうか。
今日の心がけ◆見えない存在に意識を向けてみましょう
「ウイルスも見えない、神様も見えない。だから見えないものに意識を向けよう」などという害悪なものと神聖なものを「目に見えない」というただ一点の共通項だけで強引に結びつけるのは、思考停止も甚だしい。あえて恐怖心を煽った後に、「見えざる力」を敬えと誘導する、一種のマインドコントロールに近い手口が見え隠れする。まさにカルト。
感想例
事務・管理職向け
本日の文章を読み、私たちの職場も多くの「見えないもの」によって支えられているのだと改めて感じました。普段の業務において、書類の正確な処理や、何気ない挨拶、ちょっとした気遣いといったものは、すぐには成果として目に見えにくいものです。しかし、そうした小さな行動の積み重ねこそが、社内の円滑な連携や、互いの信頼関係という大切な基盤を作っているのだと思います。 目に見える数字や結果を追うことももちろん大切ですが、その土台にある周囲への感謝や誠実な姿勢といった、見えない部分をおろそかにしてはいけないと痛感しました。これからは、同僚が働きやすくなるような目に見えないサポートや配慮を、自分から意識して実践していきたいと思います。
- 感想要点
- 目に見えない気遣いが信頼の基盤である。
- 数字だけでなく、誠実な姿勢を大切にしたい。
- 同僚へのサポートを積極的に行う。
技術・製造・現場職向け
本日の内容から、現場における「見えないもの」への意識の重要性を再確認いたしました。私たちの現場では、機械の内部の不具合や、一見しただけでは分からない小さな予兆が、大きなトラブルにつながる可能性があります。まさに、ウイルスのように目に見えないリスクが潜んでいると言えます。 一方で、安全な操業は、過去の先輩たちが積み上げてきた手順やノウハウという、形には見えない財産によって守られているとも感じました。目に見える作業の効率だけを優先するのではなく、その裏にある安全への基本ルールや、点検作業の一つひとつに込められた意味をしっかりと考えたいと思います。見えない部分にこそプロとしての責任が宿るという意識を持ち、本日の業務も安全第一で取り組んでまいります。
- 感想要点
- 見えないリスクへの想像力を持つ。
- 過去のノウハウが安全を支えていると認識する。
- 見えない部分の手順遵守に責任を持つ。
営業・サービス職向け
本日の文章にありました「見えない存在に意識を向ける」という言葉は、私たち営業職にとって、お客様の心の機微に触れることだと解釈いたしました。お客様は、本当に求めていることや不安に思っていることを、必ずしも言葉にしてくださるとは限りません。言葉の裏にある「見えない思い」を想像し、汲み取ることこそが、真の信頼関係につながるのだと思います。 また、私たち自身の「誠意」や「感謝」も形には見えませんが、表情や態度、声のトーンを通して必ず相手に伝わるものです。商品という目に見える価値だけでなく、相手を思う心という見えない価値もしっかりとお届けできるよう、一つひとつの出会いを大切にしていきたいと思います。
- 感想要点
- 言葉にされない顧客の心理を想像する。
- 誠意や感謝は態度を通じて伝わる。
- 見えない価値(思いやり)を提供する。
本の紹介
「空気」の研究 山本七平
今日の職場の教養では「見えない存在に意識を向けろ」と説いていましたが、日本社会において最も厄介な「見えない支配者」である「空気」について分析したこの名著を紹介します。 著者は、日本人が論理や事実(目に見える現実)よりも、その場の「空気(目に見えない同調圧力)」に支配され、判断を誤る構造を鋭く指摘しています。

宗教とウイルスとを同じに考えるなんて馬鹿すぎる
ウイルスは肉眼で見えないだけで電子顕微鏡で見たら確実に存在している
大昔に震災や災いや疫病を神様や悪魔の仕業だと思っていた人々と同じくらい低レベルな思考だ