仕事に対する姿勢や態度は、知らず知らずのうちに周囲に伝わります。
建設会社で働くAさんは、日頃から厳しい姿勢で仕事に取り組んでおり、最近は部署に緊張感が漂い、周囲の人が委縮しているように感じました。
ある日、上司に相談すると、「最初はぎこちなくてもいいから、とにかく『ありがとう』と言うことから始めたらいいよ」とアドバイスをもらいました。
次の日から、Aさんは意識して「ありがとう」と口に出すようにしました。最初は同僚たちも戸惑っていましたが、次第に笑顔や何気ない会話も増えていき、職場の雰囲気が変化していったのです。
意識して「ありがとう」と口に出す習慣を重ねるうちに、Aさんは相手の良い面や周囲の人に支えられていることに気づきました。その後、社内の雰囲気も和らいでいき、自身の心も軽くなるのを実感しました。
感謝の言葉を口に出して伝えると、相手に喜んでもらえるだけでなく、自分の心も豊かになり、対人関係の改善にもつながっていくのでしょう。
今日の心がけ◆感謝の思いを伝えましょう
建設会社だったら仕方ないだろ。事故起こしたら死人が出るんだから。
感想例
事務・管理職向け
職場の空気を決めるのは、私たち一人ひとりの振る舞いなのだと改めて感じました。忙しい時などは、つい自分のことで精一杯になり、周囲への配慮が欠けていたかもしれません。これからは、業務上の連絡だけでなく、小さなことにも「ありがとう」という言葉を添えていきたいと思います。そうした積み重ねが、互いに助け合いやすい温かい環境を作り、ミスを防ぐことにもつながると信じて、今日から実践していきます。
感想要点
- 自分の余裕のなさが職場の空気を悪くする可能性への気づき
- 業務連絡に感謝をプラスして、人間関係を円滑にする
- 温かい環境作りがミスの防止につながるという視点
技術・製造・現場職向け
現場での厳しさは安全のために不可欠ですが、過度な緊張感で仲間を委縮させては逆効果だと気づかされました。誰かがミスや危険に気づいたとき、すぐに声を上げられる雰囲気を作ることも、技術者としての大切な能力だと思います。作業の節目で意識的に感謝を伝えることで、信頼関係を築いていきたいです。厳しい中にも互いへの敬意がある現場を目指し、安全第一で業務に取り組みます。
感想要点
- 厳しさと、報告しやすい雰囲気のバランスを考える
- 感謝の言葉を「安全管理の潤滑油」として捉える
- 信頼関係があるからこそ、厳しい指摘も受け入れられる
営業・サービス職向け
社内の人間関係や雰囲気は、そのままお客様への対応に表れるのだとハッとさせられました。私たちの中にぎこちなさがあれば、それがお客様にも伝わってしまうと思います。まずは一番身近な仲間に心からの感謝を伝え、自然な笑顔で接することから始めたいです。社内で培った温かい気持ちをそのままお客様へのおもてなしにつなげ、信頼される存在になれるよう努めていきたいと思います。
感想要点
- 社内の雰囲気は、顧客へのサービス品質に直結する
- 身近な人への感謝が、自然な笑顔の練習になる
- 内側の信頼関係を、外側(顧客)への信頼につなげる
本の紹介
ポジティブ病の国、アメリカ バーバラ・エーレンライク
「笑顔でいれば成功する」「感謝すれば幸せになれる」。そんな耳触りのいい言葉に、どこか息苦しさを感じていませんか? この本は、行き過ぎたポジティブ思考が、いかにして私たちの「現実を見る目」を奪い、危機的状況への対処を遅らせてきたかを、痛快かつ論理的に解き明かします。 「職場の教養」が説くような「精神論」に違和感を持つあなたへ。なぜ「前向き」を強要されるとこれほど疲れるのか、その正体がわかります。 会社にマインドコントロールされず、冷静に現実を生き抜くための「解毒剤」として、ぜひ読んでみてください。

今回の「職場の教養」は、「感謝の言葉を口に出せば職場の雰囲気が良くなる」という物語を通じて、態度や言葉が周囲に与える影響を説いています。一見すると穏当で、否定しにくい内容です。しかし、文章全体には強い違和感が残ります。それは、問題の原因と解決策が、すべて個人の内面や態度に回収されている点です。
建設会社という設定である以上、仕事に厳しい姿勢や職場の緊張感は、命と安全を守るために不可欠です。緊張感そのものを「悪い雰囲気」とみなし、「ありがとう」という言葉で中和すべき対象として描くのは、現実を単純化しすぎています。
ここで対照的なのが、『ポジティブ病の国、アメリカ』(バーバラ・エーレンライク)です。
本書が批判するのは、「前向きでいればうまくいく」「感謝すれば問題は解決する」といったポジティブ思考の強制です。それは人を救うどころか、
・問題の存在を見えなくし
・不安や怒りといった健全な感情を否定し
・構造的欠陥やリスクへの対応を遅らせる
という、危険な作用を持つと指摘します。
この視点から見ると、今回の「職場の教養」は、
「職場に緊張感がある」
「人が委縮している」
という現象を、構造や業務設計の問題ではなく、Aさんの態度や言葉遣いの問題へとすり替えているように見えます。
仮に職場の雰囲気が悪いのだとすれば、問うべきは
・業務量は適切か
・責任と権限のバランスは取れているか
・安全確保のルールは明確か
・意見や懸念を表明できる仕組みがあるか
といった点のはずです。
「ありがとう」と言うこと自体が悪いわけではありません。しかし、それが問題解決の代替物として提示される瞬間、ポジティブ思考は麻酔になります。この対比から見えてくる、本来あるべき考え方は明確です。
・感情や雰囲気を操作する前に、現実の構造を点検すること
・個人の態度ではなく、制度・役割・ルールに原因を探すこと
・不安や緊張を「未熟さ」ではなく、「重要なシグナル」として扱うこと
そして、取るべき行動もまた具体的です。
・「雰囲気が悪い」と感じたら、まず業務や仕組みを言語化する
・感謝や前向きさを、義務や評価基準にしない
・問題提起や違和感を、ネガティブではなく健全な貢献として守る
「感謝を伝えましょう」という精神論で職場を語ることは簡単です。しかし、本当に必要なのは、感謝や善意がなくても安全に、合理的に回る構造を作ることではないでしょうか。
現実から目をそらさないこと。耳障りの良い言葉より、不都合な事実に向き合うこと。それこそが、職場で人を守り、組織を健全に保つための、本当の意味での「教養」なのだと思います。
感謝の言葉を口に出して伝えると、相手に喜んでもらえると思い込んで、人を騙そうとしているのがエセ倫理と信者たちです。
口先だけで騙そうとしていますが、行動が口先とは真逆なので騙せずに、自分たちの心が益々と貧しくなっています。
そして、信者とターゲットとされた目下の者の対人関係がさらに悪化するだけではなく、目下の者の人間関係を壊すことにもつながっていきますよ。信者たちの要求に応じないと「〇〇さん(エセ倫理の紹介者)に言いつけるぞ」などと、私の人間関係を壊すような倫理指導を受けましたよ。
ちなみに、信者たちの仕事に対する姿勢や態度は、知らず知らずのうちに周囲に伝わりますであれば正解です。
信者たちの仕事に対する姿勢や態度は、十分に伝わっています。
おまけに得意先からの急ぎの電話に「朝礼中ですので、折り返し電話をします」と対応することで、得意先にも伝わっていますよ。
偽物の感謝を伝えても信者たちの仕事に対する姿勢や態度がバレバレですので、うまくいきませんよ。
この職場の強要も、信者たちの実態を無視して有難い言葉を連発しているので騙せないというのをわかっているのでしょうか。
それでも偽物の口先の感謝が大好きなのがエセ倫理と信者たちです。
感謝の言葉だけで円滑になるかな?
態度で示そうよって言ってきませんか?
言葉と行動がともになっていないと駄目ですよ。