Tさんは夫婦で家事を分担しており、「ゴミ出し」はTさんの役割でした。
回収日になると妻から「お願いね」と声がかかり、ゴミ出しから戻ると「ありがとう」と感謝される、そんな日々が続いていました。
ところが、ある時から様子が変わります。回収日には、無言で玄関にゴミ袋が置かれるだけになりました。労いの言葉もなく、ただそこにある袋を淡々と処理するだけになったのです。
〈私が捨てるのが当たり前みたいじゃないか〉とゴミ袋を出すたびに、〈一言くらいあってもいいのに〉という不満がTさんの心の奥で膨らんでいきます。
そんなある日、ふと自分の日常を振り返ったとき、妻がしてくれる洗濯や食事の準備を、どれほど「当たり前」と思っていたかということにTさんは気づきました。〈言わなくても分かるだろう〉と感謝を怠っていたのは自分だったのです。
その気づきが心のわだかまりをほぐし、Tさんは以後、妻に「今日もありがとう」などと感謝や労いの言葉をかけるようになったのです。
今日の心がけ◆自分の行動を振り返りましょう
「互いに助け合え」でいいと思うんだけど、どうも書き方が「上司や会社が労働を労わなくなったのは、お前たち社員の感謝が足りないからだ」って意味に見えちゃうんだよなー。
感想例
事務・管理職向け
当たり前になっている作業ほど、感謝やねぎらいが抜け落ちやすいのだと感じました。職場でも、資料作成や確認、伝票処理など目立たない仕事が積み重なって業務が回っていると思います。私は忙しい時ほど依頼が事務的になりがちなので、受け取った支えを言葉にして返したいと思います。小さな声かけを続けて、報告や連絡もしやすい雰囲気をつくっていきたいと思います。
- 当たり前の中に支えがある
- 受けた助けを言葉で返す
- 声かけで雰囲気を整える
技術・製造・現場職向け
自分の担当だけをこなしていると、周囲の段取りや後片づけのありがたさに気づきにくいと感じました。現場では、準備や点検、清掃のような地味な作業が安全と品質を支えていると思います。私は急いでいる時ほど周りが見えなくなるので、助けてもらったことを一言でも返したいと思います。小さな気づきを共有し、次は自分が支える側に回れるようにしたいと思います。
- 段取りや清掃が土台になる
- 助けへの一言を忘れない
- 支える側にも回る意識
営業・サービス職向け
相手への感謝は、お客様だけでなく身近な仲間にも向けるべきだと感じました。接客や営業は表に出る仕事ですが、在庫の準備や引き継ぎ、情報整理などの支えがあって落ち着いて動けると思います。私は成果を急ぐと周りへの返事が短くなりがちなので、ねぎらいを言葉にして伝えたいと思います。小さな配慮を重ねて、信頼される応対につなげたいと思います。
- 裏側の支えで仕事が成り立つ
- 返事とねぎらいを丁寧にする
- 配慮を積み重ねて信頼へ
本の紹介
家事労働ハラスメント―「愛情」という名の搾取 竹信 三恵子
この本は、家庭内の労働が「愛情」という言葉で覆い隠され、いかに不当に搾取されているかを構造的に暴いた一冊です。 今回の本文では「感謝の言葉がなくなったのは、自分の感謝が足りないからだ」と、労働の正当な対価(精神的報酬)が失われた原因を個人の心の問題に帰結させています。しかし、本書はそうした「情緒的なすり替え」がいかに労働者を追い込み、無償労働を固定化させるかを鋭く批判しています。 「自分が悪いのではないか」と自責の念に駆られやすい真面目な読者にとって、本書は「それは構造的な搾取である」と気づかせてくれる救いの書となるはずです。

私だったら妻に「何か悩んでいることがあるのか?」と聞くでしょう。
一方的な思い込みでは、何も解決しない。
「私が捨てるのが当たり前みたいじゃないか」とありますが、当たり前なの。
(自称)家事(笑)を(自称)分担(笑)してるんでしょ?
家事としてのゴミ出しを簡単に纏めると「家庭内にあるゴミの量をゴミ出しが必要な量か確認する」「それぞれのゴミ箱等からゴミを集める」「集めたごみを分別する」「分別したゴミを纏める」「纏めたゴミをそれぞれの回収日に合わせ、捨てに行く」と言った感じになる訳ですが、君がやってるのは「分別され、纏められて玄関まで出されたゴミをそのまま捨てに行ってる」だけ。
玄関からゴミ捨て場までゴミを出してくるだけの「おてつだい」程度を(自称)家事(笑)と呼び、あまつさえ感謝の言葉を寄こせとか、子供が言うならまだ可愛げもありますが、いい歳をした大人の台詞としては烏滸がましいにも程があるのですが。
しかも、この程度の「おてつだい」ごときで(自称)家事(笑)を(自称)分担(笑)してるとドヤ顔で語ってる辺り、他の(自称)分担(笑)している(自称)家事(笑)とやらも「おてつだい」レベル以下なんでしょうねぇ。
自分の行動を振り返るのは信者やエセ倫理です。
いくら有難い言葉で騙そうとしても、信者たちの行動をみれば騙されませんよ。
それに信者たちは、目下の者を労うことは一切ありません。
しかし、目下の者には感謝を求めます。
安い倫友価格の給料に対する感謝が足りないと。