「頭上運搬」とは、自動車などで物が運べないような地域で、人が荷物を運ぶ際に使用されている身体技法の一つです。
アフリカ、中南米、東南アジア一帯で見られる頭上運搬は、1980年代半ばまで、日本でも沖縄県で行われていたことが分かっています。
幼い頃に頭上運搬を行った経験がある人々に聞くと、「教えてもらったことはなく、自分にもできると思ってやったらできた」と答えるそうです。
こうした頭上運搬についての著作を持つ、津田塾大学名誉教授の三砂ちづる氏は、身体技法ができるようになるコツとして「できると思ったらできる。できないと思ったらできない」と述べています。
これは、何かに取り組む際の心の在り方として重要です。「できる」「やってやるぞ」という心が、物事を可能にし、成功に導くのでしょう。
目標を立てたり、新しく何かに取り組んだりする際は、できるかできないかで考えるのではなく、「できる」と信じて、果敢にチャレンジしたいものです。
今日の心がけ◆できると心を決めて取り組みましょう
やればできるって言って散って行った奴が数えきれない程いるよ。窪塚だって窓から飛んで落ちただろ?ただ、偶然出来ちゃったヤツもいるからそればっかりフォーカスされてるんじゃないか?
社長はアホが多いってのは、後先考えずやってみたら成功したごく一部が残ってるからだろ? 無数の屍の上にな。
感想例
① 事務・管理職向け(オフィス・総務・経理・営業管理など)
今回の話は、「できる」と思うこと自体よりも、できる前提を自分で整える姿勢が大事だと感じました。事務の仕事でも、締切や手順に追われると不安が先に立ちますが、先に相談したり、共有を早めたりすると不思議と前に進みます。私もまず小さく動いて、周りに頼ることを怖がらないようにしたいと思います。
- 先に条件を整える意識
- 相談・共有で不安を減らす
- 小さく動いて前進する
② 技術・製造・現場職向け(エンジニア・整備・製造・サービス現場など)
「できる」と決めるのは気合いではなく、基本に戻る合図だと思いました。現場では一つの油断が安全や品質に直結するので、自信が揺らぐ時ほど手順確認や段取りが効きます。私は難しい作業ほど、早めに声を上げて助けを借り、失敗しない形に落とし込む癖をつけたいと思います。
- 気合いより基本動作
- 手順・段取りで安全品質
- 早めに声を上げる
③ 営業・サービス職向け(営業・販売・接客・介護・教育など)
「できる」と心を決めるのは、相手に向き合う覚悟を整えることだと受け取りました。接客では、こちらの迷いは表情や言葉に出てしまうので、準備と聞く姿勢が信頼につながります。私は結果を急ぐより、相手の小さな反応を拾って、次の一言を丁寧に選べる人になりたいと思います。
- 覚悟=相手に向き合う準備
- 迷いは態度に出る
- 反応を拾い言葉を選ぶ
本の紹介
『ポジティブ病の国、アメリカ』
バーバラ・エーレンライク(著)/中島由華(訳)
「前向きなら何でもうまくいく」という空気が、むしろ思考停止や自己責任論を生み、現実の問題(失業・病気・格差など)を隠してしまう――そんな“ポジティブ信仰”の副作用を鋭く突く一冊です。
「できると信じろ」で片づけると、構造的な問題や準備不足が見えなくなり、失敗の原因が“個人の心”に押し付けられる、と警告します。
元気づけの言葉に救われる日もあります。でも、いつも同じ言葉で自分を追い込んでいないでしょうか。『ポジティブ病の国、アメリカ』は、「前向きであれ」の裏で何が起きるのかを具体例で示し、努力と仕組みの境界線をはっきりさせてくれます。自己啓発に疲れた人ほど、肩の力が抜けて“次にやるべき現実的な一手”が見えてくる本です。

エセ倫理や信者の無茶苦茶な要求でもできると心を決めて取り組みましょうと言っております。
自分たちができないことや実現不可能なことでも、お前たちはやれと。
そして、結果が出ないと倫理指導を受けますよ。
でも、とことん見下している目下の者ができると決めてできるくらいであれば、信者企業は赤字にはならないですよ。
非現実的な要求ばかりせずに、ちょっとは現実に目を向けたらどうでしょうか?
「諦めたら、そこで試合終了だよ」ってスラムダンクみたいな名言だったらいいけど、「やればできる」って・・・幼稚園児かぁ?
ドローンによる物資の「頭上運搬(物件投下や危険物輸送)」は、原則として法律で禁止されています。ただし、国土交通大臣の承認(許可)を得ることで実施可能であり、山間部や離島などでの実証実験や社会実装が進んでいます。
「やればできる」という言葉は、一見前向きですが、実はとても危険な言葉でもあります。
なぜなら、できなかった瞬間に、その理由がすべて個人の心の問題にすり替えられるからです。
倫理法人会「職場の教養」は、「できると信じて取り組め」と語ります。しかし現実には、準備不足、情報不足、環境や制度の欠陥といった要因があっても、それらは検証されません。残るのは、「信じ方が足りなかった」「本気じゃなかった」という精神論だけです。これは励ましではありません。思考停止を個人に強要する構図です。
本当に必要なのは、「前向きに考えろ」ではなく、「なぜできなかったのか」を具体的に問い直すこと。問題が個人なのか、仕組みなのか、条件なのかを切り分けることです。
「やればできる」は、条件と準備が整った後にだけ成立する言葉です。それ以前に使われるなら、それは努力を促す言葉ではなく、責任を個人に押し付ける免罪符にすぎません。
何でもかんでも精神論かよ
出来る能力が有るか無いかだけなんだよ
出来る能力が有る上で努力が必要
人間が体一つで空飛ぼうとしてもどんなに努力してもどんなに自分は空を飛べると思い込んでも無理だろ
無理な物は無理なんだよ
職場でこんな精神論ばかり言ってると出来なかった時に全て労働者の責任にされるんだよ
最後には社員全員が無理して働くブラック企業に成り下がる