師走(しわす)も半ばを過ぎ、何かと慌ただしい日々を過ごされていることでしょう。
しかし、そんな時だからこそ、1年の締めくくりにふさわしい「心の整理」を意識してみてはいかがでしょうか。散らかったデスクや整理されていない道具類が目に入る状態では、仕事に集中しづらく、心もざわつくものです。
反対に、身の回りを整えることで、心も自然と落ち着き、仕事への集中力も高まります。道具の手入れや共有スペースを元の状態に戻すといった当たり前の行動が、物理的な環境だけでなく、自分の心を整えることにもつながります。
さらに整理整頓は、自分自身のためだけに行うものではありません。次に使う人への配慮が、チームの信頼関係を育む土壌となります。
清掃や整理整頓は、仕事を円滑にするだけでなく、周りの人への感謝の気持ちを育み、清々しい心で新しい季節を迎える準備にもなります。
この年末、身の回りを整えることを通して、1年を振り返り、新たな気持ちで新年を迎えられるよう、充実した日々を過ごしたいものです。
今日の心がけ◆整理整頓を率先しましょう
「机が綺麗なら仕事ができる」という科学的根拠などどこにもないというのは置いといて、「次に使う人への配慮」「チームの信頼」なんて社員を相互監視させる5人組みたいに仕組みで縛り付けようとしている所がどうだかなーって気がする。
感想例
① 事務・管理職向け
年末の慌ただしさに追われていると、つい書類や文房具を出しっぱなしにしてしまいがちです。本日の内容を読み、乱れたデスクが知らず知らずのうちに自分の心の余裕を奪っていたかもしれないと反省しました。次に使う人が気持ちよく働けるよう環境を整えることは、単なる作業ではなく、周囲への思いやりを行動で示す大切な機会だと感じます。まずは自分の引き出し一つから整理を始め、少しでも職場の空気を良くしていきたいと思います。
感想要点
- 乱れた環境が心の余裕を奪っている可能性への気づき
- 整理整頓は作業ではなく「思いやり」の表現
- 小さな場所から整理を始めるという宣言
② 技術・製造・現場職向け
安全と品質を守る立場として、身の回りの整理は基本中の基本であると改めて認識しました。道具の手入れを怠ったり、置き場所が定まっていなかったりすることは、作業効率を下げるだけでなく、予期せぬ事故やミスにつながりかねません。一つひとつの道具を丁寧に扱い、所定の位置に戻すという当たり前の行動を徹底することが、自分たちの技術への誇りであり、お客様からの信用を守ることにつながると信じて、本日の業務にあたりたいと思います。
感想要点
- 整理整頓は安全と品質の土台であるという認識
- 道具の扱いは技術への誇りや信用に直結する
- 基本動作の徹底を誓う姿勢
③ 営業・サービス職向け
お客様は、私たちの言葉だけでなく、その場にある空気感やわずかな乱れも敏感に感じ取られるものだと思います。忙しい時こそ足元を整えることで、自分自身の心が落ち着き、それがお客様への温かい対応や笑顔につながるのだと学びました。見えない場所まで気を配る姿勢は、必ず相手への誠意として伝わるはずです。一年の感謝を込めて身の回りを清め、清々しい気持ちでお客様をお迎えできる準備をしていきたいと思います。
感想要点
- 環境の乱れはお客様に伝わるという危機感
- 整理整頓が自身の心の安定と良質な接客を生む
- 見えない場所への気配りを誠意として捉える
本の紹介
『整理整頓をしない人ほど、うまくいく。―超一流だけが知っている「本質」の思考法』
著者:中山マコト
「整っていること=正しい」という前提に寄りかからず、片づけよりも成果に直結する“本質”へ意識を向けよう、と逆方向から揺さぶる内容です。整理整頓を万能薬のように扱う考え方にブレーキをかけます。
「片づけが大事なのは分かる。でも、片づけだけで仕事が回るほど甘くない」──そんな現実感がある人に向く一冊です。整えること自体を否定するのではなく、整えることに縛られて肝心の判断や行動が遅れる状態を戒めてくれます。年末の“整え圧”に疲れた時ほど、視点を切り替えるきっかけになります。らかす勇気」を持ってください。だらしないのではなく、あなたは「創造的」なのです。

私が勤めている会社では
風邪が流行りました、
やっと終息したと思えば
今度はインフルエンザ
それでも朝礼を中止しない会社
全員が集まり無意味な本を読ます
またインフルが社内で流行り
業務に影響出るんでしょうね
この本が仕事や人生において
+になるとは思えません
ホント無駄
普段から清掃や整理整頓を心がけて実行している。
12月だからと言って意識はしない。
日々は継続的に、そして永遠に続いていくんだから。
仕事に集中すると、机周りは必ず散らかっていく。それは、仕事というのが、必ずしも一人で行い自分だけのペースでできないからだ。もし、どうしても机と周りを整理整頓されたままにしておきたいのなら、その机は使わないことだ。
『整理整頓をしない人ほど、うまくいく。』著者:中山マコトを読み解こう
整理整頓は「善」であるか?本当に大切な成果(本質)を出すためには、あえてカオス(混沌)を受け入れろと言っています。それは、綺麗な空間からは、ありきたりなアイデアしか生まれないからです。
仕事に行き詰まった時、つい掃除を始めてしまう経験は誰にでもありますが、著者はこれを「生産的な活動をしている気分になれるだけの逃避行動」と斬り込みます。「とりあえず片付ける」という常識に従うことで、肝心の「今すぐやるべき判断」や「泥臭い思考」から目を背けていないか?と問いかけます。いわゆる、片付けることによって思考停止の逃げ場を作っているだけなのです。
整理整頓することは世の常識とされていますが、アインシュタインやスティーブ・ジョブズなど、デスクが散らかっていた偉人を例に挙げると、「他人の評価軸(きれい好きかどうか)」ではなく「自分の成果軸」で生きた方が「超一流」への道だとも言えます。
ただ、個人的に言えることは整理整頓も必要な時があるということ。それは長期休暇を取るときと、倫理法人会が介入して経営者自体がその信者になっている会社を退社する時だということです。
エセ倫理では清掃や整理整頓も、仕事に支障をきたすだけではなく、周りの人へ迷惑をかけているににも関わらずに、自分たちは良いことをしているという錯覚を大きくさせ、卑しい心をさらに卑しくすることになりますよ。特に掃除。
某信者ですが、仕事はすぐに放置するくせに、掃除には熱心。そして、倫友たちまで巻き込んで掃除。
それだけならまだいいですが、人数が足りないのでという理由で奴隷会員や仕入先を無理矢理誘ったり、自分たちの会社の周囲だけを掃除するのに近所の人に地域ボランティアと称して手伝ってもらったり、迷惑をかけています。
地域ボランティアの名目が通用しなくなった現在は、参加者から参加費1000円を徴収しています。
しかし、自分たちは良いことをしていると錯覚して、時には掃除を手伝う無関係の善意の子供を厳しくしかりつけたりしています。
いくら綺麗ごとをならべても信者たちの卑しい心をさらに卑しくするだけです。
身の回りよりも、下心がすぐにバレる普段の行動に気をつけたらどうでしょうか?