2025/12/15 植物と団らん

現代は、デジタル機器に囲まれた環境で生活しています。そんな日常の中で、ふと目にする植物は、心に穏やかな潤いをもたらします。職場内に植物があると、空間全体に優しい雰囲気が広がり、自然と会話も弾むように感じます。
たとえば「シャコバサボテン」は、冬の寒さの中でも美しい花を咲かせる植物で、手入れも比較的簡単です。
日当たりの良い窓辺に置くだけで、鮮やかなピンクや赤の花が室内を彩ります。その姿を眺めながら一息つけば、忙しさの中にも潤いが生まれるでしょう。
植物には、空気をきれいにする働きや、ストレスを軽減する効果もあると言われています。小さな鉢植え一つでも、暮らしの質を高めるだけでなく、心のゆとりをもたらしてくれるはずです。
大切なのは、共に過ごす職場の仲間や家族との時間を充実させていくことです。会話のきっかけや、笑顔が自然に生まれる空間づくりの一助として、職場や家庭に植物を取り入れてみてはいかがでしょうか。

今日の心がけ◆やすらぎの時間を大切にしましょう

心が荒む原因を暗に電子機器だと言ってます。こんな糞本を読ませて従業員を改心させようと思ってる経営者のその気持ちが従業員の心が荒む原因だろ。観葉植物を置けば心が安らぐなんて世迷言を言う前になんで心が荒んでいるいるかの原因を考えろよ。

感想例

① 事務・管理職向け

植物そのものよりも、「小さな変化に気づける余裕」を職場に残せているかが大事だと感じました。忙しい日々の中では、つい効率を優先し、相手の表情や声の調子に目が向かなくなりがちです。その結果、誤解や行き違いが生まれてしまうこともあると思います。私は、相手に短い一言でも添えて確認することで、無用な摩擦を減らしたいと思いました。すぐに理想どおりにはできないかもしれませんが、少しずつでも意識を変えていきたいです。

感想要点
・余裕がある職場づくりを意識する
・決めつけずに一言添えて確認する
・小さな手当てを積み重ねる


② 技術・製造・現場職向け

花が咲くためには、日当たりや水やりなどの基本条件が欠かせません。それは現場の安全や品質も同じで、特別な工夫よりも、当たり前のことを守り続ける姿勢が大切だと感じました。作業に慣れてくるほど、確認を省きたくなる場面もありますが、そうした小さな油断が事故や不良につながることもあります。私は、作業前の確認や段取りを丁寧に行い、自分の仕事に責任と誇りを持ち続けたいと思います。

感想要点
・基本条件をそろえる大切さ
・手順の省略を慣れで許さない
・作業前確認を丁寧にする


③ 営業・サービス職向け

植物があることで、相手との会話のきっかけが一つ増えるのは確かだと思いました。ただ、それ以上に大切なのは、相手の小さな変化に気づこうとする姿勢ではないかと感じます。忙しい中でも、表情や声の調子に意識を向けることで、相手の不安や要望に早く気づけることがあると思います。私は、踏み込みすぎない範囲で一言声をかけ、安心してもらえる対応を心がけたいと思います。

感想要点
・会話の入口を増やす
・小さな変化を見落とさない
・踏み込みすぎず一言伝える

本の紹介

3回目の紹介です。

『ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論

著者:デヴィッド・グレーバー
「なぜこんな仕事をしているのか分からない」「忙しいのに、何も残らない感じがする」――そんな違和感を覚えたことがある人にこそ読んでほしい一冊です。職場に癒やしや雰囲気改善を求める前に、仕事そのものの意味や構造を見直す視点を与えてくれます。読後には、日々の疲れが自分の努力不足ではない可能性に気づけるはずです。

2+

5 件のコメント

  • 「職場の教養」は、デジタル機器を一括りにして否定します。それに対して、アナログという言葉を使わず、「心に穏やかな潤いをもたらすもの」という全肯定するような言葉を今回は使っています。そして、仕事に関係のあるはずのデジタル機器は置いておき、直接関係のない草花の話を始め出す。仕事のしやすいデジタル機器の整備、観葉植物による職場環境の整備、いずれも経営者の仕事です。

    2+
  • 『ブルシット・ジョブ』を読み解くと、著者が提示した中心的な問いは「社会的に見て、存在する意味のない仕事が、なぜこれほど増えているのか」という、極めてシンプルな点に集約されます。

    ここでいう「クソどうでもいい仕事」とは、給料はもらえ、組織の中での役割も与えられているものの、自分の仕事が社会に貢献しているという実感を持てない仕事のことです。仕事が楽か辛いか、忙しいかどうかは本質ではありません。

    忙しいにもかかわらず、何も積み上がらない。書類・報告・会議が目的化し、会議では意見を求められながらも「本質」を突く発言をすると、突然、場の空気が悪くなる。お金のかかる提案は却下され、社員が精神論で「やる気」を示すと評価される。

    たとえ給料が支払われていたとしても、「自分の人生という時間を、意味のないことに使っている」という感覚は、人の尊厳や精神を、じわじわと削っていく――本書はその現実を明確に指摘しています。

    では、なぜそのような仕事が消えないのか。著者はその原因を、個人の怠慢や能力不足には求めません。原因は、組織と権力の構造にあります。

    管理者の存在意義を保つため。組織が「何かやっている感」を演出するため。雇用を生み出しているという体裁を保つため。

    その結果、仕事が人のために存在するのではなく、組織や権威を維持するために、人が使われるという本末転倒な逆転現象が起きています。

    ブルシット・ジョブが蔓延する職場では、「仕事の意味を問えない」「構造を変えられない」「不満を正面から扱えない」という空気が支配的になります。

    その代わりに登場するのが、「癒し」「雰囲気」「モチベーション」「笑顔」「植物」そして朝礼での精神論です。いわば「職場の教養」の得意分野とも言えるでしょう。著者の視点に立てば、これは問題解決ではなく、あくまで「痛み止め」に過ぎません。

    本来、デジタル機器の整備、業務設計、仕事の意味づけは、経営者・管理職の責任です。しかし、そこに触れず、「心を和ませましょう」「潤いを持ちましょう」「団欒を大切にしましょう」と語るとき、問題は巧妙に「個人の心の持ちよう」へとすり替えられます。

    この本が与えてくれる最大の救いは、癒しや植物の話の前に、「その仕事は本当に必要なのか」「誰のための業務なのか」「何を守るための仕組みなのか」という問いを、私たちに取り戻させてくれる点にあります。

    職場環境の快適性は、まず経営者の責任です。社員に協力を求めるのであれば、協力そのものを拒む理由はありません。しかしその前提として、「今行っている仕事が、社会にどのように貢献しているのか」「その業務が正当である理由」を経営者自身が説明し、示す必要があるはずです。

    この視点を用いて「職場の教養」が何を語らず、何を避けているのかを整理すれば、非常に鋭い論考になるでしょう。

    1+
  • 社会的に対する体裁という意味では、大きな会社・公共的な会社ほど、経営者としては重きを置くように感じます。創業者が会社を大きくすればするほど、2代名以降の経営力は強く大きくなければいけないような気がします。しかし、創業者の子だからといって、創業者以上の経営力を期待するのは無理があるのかもしれません。実際に、倫理法人会なる組織を頼りにしているのが現状で、その下で働いている社員は気の毒なものです。外側に向けた経営力だけではなく、内側に向けた経営力も含めてバランスよく想いを向けてほしいものです。おそらく、その姿を見た社員が、協力しないという選択肢はないはずです。

    倫理法人会を頼りにしている経営者に言いたいのは、「社員は管理される存在ではなく、信頼に応える存在だ」ということ。不安や悩みがあったら社員に相談したらいい。その相談に耐えうる存在であることに、そろそろ気づいてほしいものです。

    1+
  • やすらぎの時間を大切にしましょう?

    活力朝礼などで、やすらぎの時間を奪っているのは誰でしょうか?

    笑顔が自然に生まれる空間?モーニングセミナーに参加すると笑顔が生まれる空間どころか、警戒心が生まれる空間でしたよ。

    もしかして、観葉植物を販売している信者が倫友の会社の社員に観葉植物を押し売りするための内容ですか?

    信者たちは目下の者を取り囲んで、無理矢理売りつけようとしたりしますね。「付き合いで買え」と3人に囲まれたことがあります。

    やすらぎとは真逆の時間を作り出しているのがエセ倫理です。

    エセ倫理をやめない限り、最低でもエセ倫理と現実の世界をきちんと線引きしない限りはやすらぎはありません。

    3+
  • 「今日の心がけ◆やすらぎの時間を大切にしましょう」

    誰のせいで安らぐことが出来ないのか、分っててやってるならその図太さに。
    知らずにやってるなら、その頭の残念さに非常に感心させられますね。

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