朝礼は、一日の始まりを整え、社員の意識を統一する大切な時間です。情報共有やコミュニケーションの場としても、重要な役割を果たしています。
朝礼の時間や内容、進め方は、それぞれの会社の業務内容や形態によってさまざまですが、長年続けていると、どうしてもマンネリ化してしまいがちです。
N社では、社員の提案により数年前から「朝礼委員会」を設け、内容や進行方法について定期的に検討する体制を整えました。
N社の朝礼は、もともと活発に展開されていましたが、ある部分では「会社の方針だから」と、受け身的な姿勢が見られることも少なくありませんでした。
しかし、朝礼委員会を通じて自分たちの意見が反映されるようになると、1人ひとりの朝礼への取り組み方に変化が現れました。それは、「自分たちで作り上げる」という自発的な姿勢への転換だったと言えるでしょう。
今ではN社にとって朝礼は仕事の一部となり、仕事への意欲を高め、チームワークを強固にする、欠かすことのできない朝のルーティンへと進化しています。
今日の心がけ◆意欲を高める工夫をしましょう
そもそも本当にその朝礼が必要だったらマンネリなんか起きないだろ? マンネリが起きるって事は不要なんじゃないか? って発想にならない所が最高にビューです。
感想例
事務・管理職向け
感想の方向性:「ルーティンの見直し」「受動的から能動的へ」「当事者意識」
毎日の業務において、決まったルーティンワークはどうしても作業的になりがちで、私自身も「こなすだけ」になってしまうことがあります。しかし、本日のN社の事例を読み、同じ時間を使うなら、より良くしようという意識を持つことが大切だと痛感しました。 朝礼に限らず、日報や会議なども「決まりだからやる」のではなく、「どうすれば皆にとって有益になるか」という視点を持ちたいと思います。 まずは自分の担当業務において、形骸化している部分がないかを見直し、小さな改善案を出すことから始めてみます。
【感想要点】
- ルーティンワークが「こなすだけ」になっていたことを反省する。
- 「決まりだから」ではなく「有益にするには」という視点を持つ。
- 形骸化した業務を見直し、改善案を出す姿勢を持つ。
技術・製造・現場職向け
感想の方向性:「安全意識の共有」「マンネリ打破」「自分事として捉える」
現場での朝礼やTBM(ツールボックスミーティング)は、安全を守るための重要な時間ですが、毎日同じだとつい聞き流してしまう怖さがあります。この記事を読んで、マンネリ化は事故の元であり、自分たちの意識で変えていけるものだと気づきました。 誰かがやってくれるのを待つのではなく、私自身が「今日の危険予知」などに積極的に発言することで、活気ある、安全な現場づくりに参加できるのだと思います。 本日は、一つひとつの確認作業においても、惰性で行わず、新鮮な目でチェックを行うよう心がけます。
【感想要点】
- 朝礼や確認作業のマンネリ化が、事故につながる怖さを認識する。
- 受け身でなく、自ら発言することで安全な現場を作る。
- 惰性を排し、新鮮な目で確認作業を行う。
営業・サービス職向け
感想の方向性:「場の空気作り」「チームワーク」「モチベーション向上」
朝のスタートは、その日一日の自分自身のモチベーションや、お客様への対応の質に直結すると感じています。今日の記事を読み、朝礼の時間を単なる連絡事項の場と捉えず、チームの士気を高める場として活用する姿勢に共感しました。 受け身で参加するのではなく、私自身が明るい表情や前向きな発言をすることで、チーム全体の雰囲気を良くしていけるのではないかと思います。 今日はお客様に対しても、また社内のメンバーに対しても、自分から良い影響を与えられるような、活気ある行動を心がけていきたいです。
【感想要点】
- 朝の時間が、顧客対応の質やモチベーションに直結すると考える。
- 受け身ではなく、自分の振る舞いでチームの雰囲気を良くする。
- 社内外に対して、活気ある行動で良い影響を与える。
本の紹介
書籍名: ブルシット・ジョブ――クソどうでもいい仕事の理論 著者: デヴィッド・グレーバー (著), 酒井 隆史 (翻訳), 芳賀 達彦 (翻訳), 森田 和樹 (翻訳)
今回の記事にある「マンネリ化した朝礼を何とかするために作られた委員会」は、まさに本書が指摘する「ブルシット・ジョブ(無意味な仕事)」そのものです。「問題を解決するためではなく、儀式を維持するために新たな仕事を作り出す」という滑稽さを理解するために最適な一冊です。
「朝礼委員会」のような謎の仕事がなぜ生まれるのか、不思議に思ったことはありませんか? この本は、世の中には「完璧に無意味で、不必要で、有害な仕事」がいかに蔓延しているかを、文化人類学者が鋭く解き明かした世界的ベストセラーです。 「誰かの機嫌を取るだけの仕事」や「無駄な業務を管理するための無駄な仕事」に心当たりがある人は、読むと膝を打つこと間違いありません。あなたの会社で行われている「進化」が、実はただの「無駄の増殖」であることを、この本が証明してくれます。

今では活力朝礼は仕事の効率を低下させており、仕事への意欲を下げるだけでなく、取引先にも迷惑をかける、悪質な朝のルーティンへと進化しています。
こんな現実を知っているのであろうか?知っていても平気でしょうけどね。
意欲を高める工夫?朝礼をやめればいいだけ。
活力朝礼廃止委員会でも、作ればいいかな?朝礼に異議を唱えた人間はクビにしろがスーパーバイザーのりんり委員会の人間は全てクビ。
朝礼あっての倫理法人会なので、仕事よりも「朝礼」に注目して欲しいんでしょうね。朝礼委員会って、法律のグレー部分でも「黒だ!!!」って批判する〇〇警察ってやつですかね。必要とされていない朝礼だからこそ、職場の教養に関係のない(倫理法人会にとっては生命線の)朝礼の話をしているんですよね。みんな・・・聞かなくてもいいぞ。
『ブルシット・ジョブ ――クソどうでもいい仕事の理論』の内容を改めて確認しましたが、管理人さんが述べていた「マンネリが起きるということは、そもそも不要なのではないか?」という指摘は、本書の核心を非常に的確に捉えていると感じました。
実際、組織の中には無意味な仕事や形式的な管理が驚くほど存在し、そこで働く本人でさえ「これが消えても誰も困らない」と心の底で感じてしまう仕事が少なくありません。こうした職場に漂う“虚無感”は恐ろしく、多くの従業員が仕事の意味を見失うことで、会社の存在理由を外部に求めてしまい、結果として宗教的な依存や組織への介入を招く危険もあるように思います。
結局のところ、それは「形式を守ること」だけが最優先される、ダメ社長がつくり出す構造に行き着きます。マンネリに気づく社員の声を抑え込み、儀式の維持だけを目的化した組織に、健全な未来はありません。
朝礼。。昭和の考えが抜けない人等
朝礼なんて連絡事項をしっかりと伝えておけばいいだけだろ
無駄な事ばかりやってるから、やらなければならない事まで出来なくなっていくんだよ
朝礼を進化、実に良い試みだと思います。
先ずは、業務に不必要な部分を削ぎ落し、簡潔な内容の朝礼に進化させていきましょう。
朝の貴重で忙しい時間に意味無く20分以上もかけて朝礼とか、無駄以外の何物でもないですし、朝礼はあくまで、業務の為の朝礼であるべきで、朝礼の為の朝礼であってはならないのですから。
勿論、業務に不必要な部分は「職場の強要」とか言う駄文の朗読及び感想の強要が筆頭に挙げられます。
朝礼員会の為の朝礼なんてないですよね?またその為のサービス残業なんかも…
朝礼は挨拶と今日の内容を伝えればそれでいいマンネリしても問題ない!!
職場の教養を読む朝礼なんてまっぴらごめんm(__)m