2025/11/27 まずは形から

日々の心の持ちようは、日常生活や仕事における行動の根幹です。〈明るく、落ち着いて毎日を過ごせたら〉と誰しもが思うのではないでしょうか。
しかし、平穏な心の状態を保つのは難しいものです。日々移ろう心を整えていくための1つの方法として、まずは形から入る方法が挙げられます。
今年の夏の甲子園に青森県代表で出場した弘前学院聖愛高校の原田一範(はらだかずのり)監督は、「目に見えて動かないもの」と「目に見えて動くもの」の2つを整えるという指導に当たっていると言います。
「目に見えて動かないもの」は、靴や衣服、備品などの身の回りにある物、「目に見えて動くもの」は、挨拶をする時のお辞儀の角度、食事や清掃の作法などを挙げています。
この2つを確認し、心を整える場として、毎日の朝礼が活用できます。衣服は整っているか、お辞儀の角度やテンポは揃っているかなどを皆で確認しながら意識して行なうことで、日々の仕事に向かう心を整えていきたいものです。

今日の心がけ◆普段の行動から心を整えましょう

画一的な動作の強要。「言われた通りに動け」 軍隊か何かですか? 支配欲の現れですか コノヤロー。

感想例

① 事務・管理職向け

忙しい日が続くと、ついデスクの上やパソコンの中のデータが乱雑になったまま仕事を進めてしまい、余計に焦りを感じることがあります。本日の「形から入る」というお話を聞き、まずは身の回りの環境を整えることが、気持ちを落ち着ける近道なのだと気づきました。これからは始業前のわずかな時間でも、机を拭いたり書類を揃えたりする時間を大切にしたいと思います。小さな整理整頓を心のスイッチにして、冷静に業務に取り組めるよう努めます。

【感想要点】

  • 乱雑な環境が焦りを生むことに気づいた
  • 身の回りの整理が心の安定につながる
  • 小さな整頓を仕事モードへのスイッチにする

② 技術・製造・現場職向け

現場での作業において、工具の並びや手順といった「形」を守ることは、単なる見栄えではなく、安全と品質に直結する重要な要素だと改めて感じました。少しの油断や横着が大きな事故につながる可能性があるからこそ、決められた所作や整理整頓を徹底することが、自分自身の心を戒めることにもなると理解しました。慣れからくる慢心を防ぐためにも、今日から改めて、基本動作という「形」を丁寧に行うよう心がけたいと思います。

【感想要点】

  • 「形」を守ることは安全と品質に直結する
  • 所作や整理整頓が慢心を防ぐ戒めになる
  • 基本動作を丁寧に行い、心を整える

③ 営業・サービス職向け

お客様の前に立つ時、言葉遣いや提案内容ばかりに気を取られがちですが、第一印象を決めるのは服装や立ち居振る舞いといった「形」の部分が大きいと痛感しました。自分の服装の乱れや姿勢の悪さは、そのまま心の緩みとして相手に伝わってしまうのだと思います。まずは自分自身の身だしなみや挨拶の姿勢を正すことから始め、それがお客様への誠意や信頼感として自然に伝わるよう、日々の行動を見直していきたいと思います。

【感想要点】

  • 第一印象は服装や振る舞いで決まる
  • 外見の乱れは心の緩みとして伝わる
  • 形を整えることで誠意を伝えたい

本の紹介

その「お辞儀の角度」、本当に仕事に必要ですか?

今日の職場の教養は、「朝礼でお辞儀の角度やテンポを揃えて心を整えろ」という、まるで昭和の運動部のような精神論でしたね。

そんな、会社の「無意味なこだわり」に消耗させられているあなたに、特効薬となる一冊を紹介します。

『エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする』

この本は、単なる効率化のテクニック本ではありません。 **「今、自分は正しいことをしているか?」**と問いかけ、本当に重要な1%のために、重要でない99%を捨てる技術を教えてくれます。

著者は言います。

  • 「やらなくては」ではなく、「やると決める」こと。
  • 大多数のことは無価値である。
  • 「ノー」と言う勇気が、あなたを守る。

もしあなたが、朝礼での一斉行動や、形ばかりのルールに違和感を感じているなら、それはあなたが「エッセンシャル(本質的)」な感性を持っている証拠です。

会社の「どうでもいい儀式」に心を奪われる前に、この本を読んで**「自分にとって本当に大事なこと」**を取り戻してください。 読後、無駄なことに合わせるのが少し馬鹿らしくなり、心が軽くなるはずです。

2+

5 件のコメント

  • 物事の本質を知ろうとしないで、常に自分に都合の良いように解釈するよね。
    平穏な日々を送ろうとするのに、挨拶をしなさい、お辞儀の角度を意識しなさい、食事や清掃の作法を気にしなさい、朝礼を活用しなさい・・・どこに心の平穏がある?
    信者は信者で勝手にやりなさい。関係のない我々に強要するな。

    2+
  • 「朝礼」と言うものが、国内外でそこそこメジャーな競技であれば、この駄文に記されている事はそれなりの説得力があるのでしょうが、「朝礼」はスポーツでも競技でもありません。
    頭大丈夫?

    こう書くと、「欠力嘲礼」コンテストがある! と言いながら、ニチャァッと嗤いながら絡んでくる信者が居てますが、そんなニッチで糞ドマイナーなお遊戯会でドヤ顔されても…… ねぇ?

    そんなに競技だと言い張るなら、有志を募って世界大会でも開いてみてはいかがでしょうか。
    さぞかし素晴らしい大会になることでしょう。

    あ、私達は当然参加しませんよ。
    そんなものに価値など見出してませんし、恥の概念も持ってますので。

    1+
  • 心を整える場として、形ぼかりの毎日の朝礼は逆効果ですよ。

    朝礼中ですので、折り返し電話をしますという顧客対応が心を整えると言えるのでしょうか?

    仕事に対する心を整えるのではなく、エセ倫理に対する心を整えろということでしょうか。

    自分たちのやっていることや現状に目を向けるということはなく、人を従わせることしか考えないのがエセ倫理です。

    ちなみにエセ倫理と関わっていると心の平穏を乱されます。

    8+
  • 『エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする』

    今自分が人生で当たり前に行なっている行動が、実は自分にとって意味のないことなのかもしれないと疑問を持つことが必要なのかもしれないと感じました。日頃の行いをじっくりと振り返り考え、必要な行動はなぜ必要なのか?これは自分にとっていらないものかもしれないと、物事のそもそもの本質を考える時間を持ちたいですね。

    「職場の教養」には毎日、何かしら心がけることが書かれているが、99%は信者にとってもやらなくて良いこと。価値が低かったり惰性でやっていることです。社会のなんとなくの義務を切り捨てることが大切なようです。やらなければならないという思い込みを壊し、必要ないと決めたことは、職場の教養で何が書かれていても「やらない」と決めちゃうことです。行動が増えるほど成果が出るわけではなく、むしろ少ない行動に集中するほど成果が最大化するはずです。まず、自分の思考や行動に無駄がないか、疑問を持つことを信者たちに提案したいですね。

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