2025/11/10 友好の架け橋

2025年、日本とブラジルは国交樹立130周年を迎えました。この長きにわたる友好の礎(いしずえ)には、数多(あまた)の先人たちの並々ならぬ努力がありました。
中でも特筆すべきは、初の集団移民を成功させた水野龍(りゅう)氏の功績です。氏は日本の新たな活路を求め、ブラジル移住を計画しました。前例のない事業ゆえに資金難など多くの困難を伴いましたが、強い信念を貫き、実現へと導きました。
1908年4月、移民船の「笠戸(かさど)丸」は神戸港から781名を乗せ出航。言葉も文化も異なる新天地での生活は、大変な苦労があったことでしょう。それでも移民たちは、その勤勉さで信頼を築き、ブラジル社会に大きく貢献しました。
この渡航は、両国の文化と人々をつなぐ友好の架け橋となりました。その影響もあって、ブラジルの様々な文化は今日の私たちの生活にも深く根付いています。
先人が築き上げた信頼と努力の軌跡(きせき)が、いかに現代へとつながっているか、この歴史は明確に示しています。私たちもまた、日々の業務に誠実に取り組み、信頼を積み重ねることで、持続可能な未来へ貢献していきたいものです。

今日の心がけ◆信頼を積み重ねましょう

「信頼を積み重ねましょう」ではなく、「債務契約・低賃金・劣悪な農園労働、白人化政策と人種階層、帰還・再移動の過去の歴史から学び、繰り返さぬようにしましょう」だろ?
何で過去を正当化してるんだよ。馬鹿かお前は。

感想例
① 事務・管理職向け
水野龍氏が、前例のない事業を強い信念で実現させたことに感銘を受けました。私たちの事務や管理の仕事も、時には新しい仕組みづくりや、難しい調整を求められることがあります。すぐに結果が出なくても、先人たちが異国の地で地道に信頼を積み重ねたように、私たちも日々の業務に誠実に向き合うことが大切だと思いました。一つ一つの正確な処理や丁寧な連絡が、部署を越えた信頼関係につながっていくと信じています。その基礎を支える一員として、責任をもって取り組みたいと思います。
【感想要点】
先人の強い信念と、前例のない事業を成し遂げた実行力に学ぶ。
日々の誠実な業務の積み重ねが、組織全体の信頼につながる。
部署間の信頼関係を支えるという責任感を意識する。

② 技術・製造・現場職向け
言葉も文化も違うブラジルの地で、移民の方々が勤勉さによって信頼を築いたという歴史に、深く考えさせられました。私たちの現場も、様々な立場の人や協力会社の方々と一緒に仕事を成り立たせています。お互いの背景は違っても、まずは自分たちが手順や規則を守り、安全で確実な作業を地道に積み重ねることが、すべての土台になるのだと思いました。当たり前のことを誠実に続ける姿勢を忘れず、日々の仕事の品質向上に努めていきたいと思います。
【感想要点】
異なる環境で信頼を築いた先人の、勤勉で誠実な姿勢に学ぶ。
現場の信頼は、安全や基本手順の遵守といった地道な積み重ねから生まれる。
誠実な作業を継続し、仕事の品質向上を心がける。

③ 営業・サービス職向け
移民の方々が、言葉も通じない厳しい環境で、ただひたすら誠実に働くことで信頼を勝ち得たというお話に、身が引き締まる思いです。私たちがお相手するお客様との関係も、まさに信頼が第一だと思います。すぐに大きな成果にはつながらなくても、お客様の小さな声に耳を傾け、一つ一つのご要望に誠実にお応えしていくことの積み重ねが大切だと改めて感じました。お客様との友好な関係を築けるよう、日々の地道な努力を続けていきたいと思います。
【感想要点】
先人が厳しい環境下で、誠実さによって信頼を勝ち得た歴史に学ぶ。
お客様との信頼関係も、日々の地道で誠実な対応の積み重ねで築かれる。
小さな努力を継続し、お客様との良好な関係づくりに努める。